エナジードリンクを飲みすぎ心不全を発症、2カ月後無事退院 日本では死亡例も (2/3ページ)
気になるのは「カフェイン1日当たりの適切な摂取量」だが、同委員会では明確な数値を設定していない。個人差が大きく、健康に悪影響を与える程度を、正確に評価できないからだという。
海外各国では研究が進んでいる。海外の評価をまとめるとカフェインの適切な摂取量は、健康な成人で1日400mg(コーヒーマグカップ3杯、またはエナジードリンク250ml缶を4缶分)、4歳から6歳の子どもは1日45mg(コーラ355ml缶を1缶、またはエナジードリンク250ml缶を半分)だという。低年齢層の子どもは、特に注意が必要だろう。
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実際に日本では、カフェイン中毒で死亡した人がいる。2015年12月22日付の「産経ニュース」などによると、エナジードリンクを日常的に飲んでいた男性が、カフェイン中毒で死亡したことが分かっている。
同記事によると、2015年12月、九州地方在住の当時20代男性が突然、自宅で体調を崩して死亡した。男性は24時間営業のガソリンスタンドに勤務しており、深夜帯を担当。眠気覚ましに、エナジードリンクやカフェイン入り錠剤を日常的に使っていたが、亡くなる1年前から目まいや嘔吐などの体調不良が続いていたそうだ。死亡当日も、帰宅後に寝込んでいた。家族が男性の異変に気付き救急車を呼んだが、間に合わずに死亡したという。
福岡大学は警察から依頼を受け、男性の司法解剖を実施。血液検査の結果、男性のカフェイン血中濃度は、致死量に達していたという。胃の中からもカフェインの錠剤が見つかった。男性は、短時間にカフェインを含むエナジードリンクなどを大量に飲んだとみられ、カフェイン中毒で死亡したと結論づけた。同大学は「カフェイン大量摂取の危険性を知ってほしい」と解剖結果を公表、注意を呼び掛けている。
エナジードリンクを飲むこと自体、問題はないが、飲む量には気を付けた方が良いだろう。