窓開き換気は感染を広げる可能性も? 専門家が指摘する新型コロナ予防の穴 (3/4ページ)

新刊JP

それはなぜかというと、飛沫やエアロゾル粒子が室内に広がってしまい、むしろ感染を広げてしまう可能性があるからです。

中央換気システムがない場合は、室内に人がいないときに窓開け換気をして、人が入ってきたら窓を閉めるといいでしょう。人が複数いる環境では、空気の流れを作るのはNGです。

――換気は「風通しを良くして、空気を換える」というイメージがありました。

左門:日本は窓開け換気を重視する国ですが、実はもともと結核対策なんですよ。空気感染する結核は、換気のよい病棟に比べ、換気の悪い病棟では感染が数倍多いということが分かっています。そこでWHOは以前、結核などの空気感染する患者の医療施設向けに換気のガイドラインを作ったんですね。それがずっと用いられてきた背景があります。

ところが、新型コロナウイルスは空気感染ではありません。それにも関わらず、空気感染対策の換気のガイドラインがそのまま医療施設でない環境にも適用されてしまっているんです。

――本書の帯には「窓開け換気」とともに、もう一つ「うがい」も感染を広げることがあると書かれています。

左門:皆さん、予防でうがいをしていると思いますが、予防効果はないと言っていいでしょう。ウイルスが喉に付着して10分から15分で感染が成立しますが、たとえば外出先で10分おきにうがいするわけにもいきませんよね。

また、うがいがエアロゾルを発生させる可能性があると私は考えています。ガラガラガラガラで呼気と唾液が混じって発生し、そのエアロゾルが数十分間、遠くまで到達してしまう。沖縄コールセンターでのクラスターはこれが原因と思われます。複数の人がいる場所でうがいをするのはやめた方がいいと思いますね。

――では、新型コロナの予防対策として一番押さえておくべきポイントはどこにあるのでしょうか。

左門:まずは相手と面と向かって1.5メートル以内に近づくのであれば、マスクをしましょう。また、極力モノに触らないようにしてください。

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