まるで宝探し? ウィキペディアに「なかったページ」を作るウィキペディアンの楽しさとは (3/4ページ)

Jタウンネット

ネット&図書館で調査(画像はイメージ)

ウィキペディアの履歴表示から、海獺さんが作成した当初の「アジフライ」の記事を見てみると、その目次は、

「歴史」「調理法」「栄養素」「バリエーション」「聖地」「小売商品」「そのほか」「脚注」「参考文献」

の9つの見出しがあり、例えば栄養素の項目では、「ほかのフライ料理と比較して低糖質で低カロリーと言われている」などといったことが書かれていた。

脚注や参考文献には様々な記載の情報源として、様々な企業や自治体のウェブサイトや、ウェブメディアや新聞の記事、書籍などのタイトルが並ぶ。

それにどんどん他のウィキペディアンの手が加わり、表現が修正されたり、画像が追加されたり、注釈や出典、参考文献が増えたりして、内容が充実していっている。

4月30日時点の版では、「バリエーション」が「調理法」の中に入れ込まれ、代わりに新たに「味・食感」や「中食・外食として」といった項目が作られるなどの変更が。

また、同じ項目でも、例えば初版の「歴史」では「明治後期から大正にかけてフライは家庭でも作る料理として浸透した」と表現されるにとどまっていたところ、30日時点の版では、

「アジフライの調理に必要なパン粉は、1916年(大正5年)に日本で初めて商品化された。第二次世界大戦後の食糧難に際して電気パンの技術が転用されてパン粉の大量生産が可能となり、1955年(昭和30年)の学校給食にもアジフライが採用されている。その後、アジフライは日本国内で家庭料理として広く普及し、おかずだけでなく、おやつ、酒の肴などとして親しまれ、さらには離乳食完了期(1歳から1歳半)のレシピとしても挙げられている」

と、より詳しい情報が記載されている。

ウィキペディアンの魅力とは

それにしても、一体どうやって「なかった記事」を探し出しているのだろうか。

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