「UFOに対処できないのは諜報機関の失態である」アメリカ国防総省元職員が内部告発

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「UFOに対処できないのは諜報機関の失態である」アメリカ国防総省元職員が内部告発
「UFOに対処できないのは諜報機関の失態である」アメリカ国防総省元職員が内部告発
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1か月後に公開が予定されているUFOに関する報告書によって、アメリカ同時多発テロ事件以来となる、諜報機関の失態が明らかになるかもしれない

 そう話すのは、米国防総省の元職員ルイス・エリゾンド氏だ。

 同氏は、国防総省の極秘プログラム「高度航空宇宙脅威特定プログラム(AATIP)」を統括していたとされる人物で、高度なUFOの存在を裏付ける「非常に説得力のある」データを目にしてきたと『ザ・サン紙』で語っている。


・UFO(UAP)に正しく対応できていない

 今年1月、米議会で正式に可決された法案は、UFO(米国政府はこれをUAP(未確認航空現象)と呼ぶ)に関して軍ならびに諜報機関が現時点で把握している全情報の公開を求めている。その報告書の提出期限は、6月1日と定められている。

 アメリカではこのところUFOに関して大きな動きがみられる。謎の飛行物体が映し出された数本の映像が本物であることを国防総省が認め、トランプ政権の元高官もまたこれについて言及する。

 その正体については諸説あるが、米国防総省の元職員ルイス・エリゾンド氏は「その正体がわからないうちは、あらゆる選択肢を準備しておかねばならない」と主張。

 その上で、万が一、米国が中国やロシアといったライバル国に「技術的に追い越された」ことが明らかになれば、それは米国の諜報機関にとってアメリカ同時多発テロ並の大失態になるだろうと述べている。


ルイス・エリゾンド氏のかつてのインタビュー映像


・ピラミッド型のUFOは機密扱いに

 より最近では、やはり国防総省が本物と認めたピラミッド型のUFOが話題になった。のちにUFO研究家によりこれはただの飛行機であるとの見解が出ているが、2019年7月、カリフォルニア沖で2晩連続で、哨戒任務についていた米海軍の船を追跡でもするかのように、ドローンらしき謎の飛行物体の集団が現れたのだ。



 遭遇したのは「キッド」や「ラファエル・ペラルタ」といった複数の駆逐艦で、同時に最大6機の飛行物体が出現。また「ラッセル」はその飛行物体の撮影にも成功しており、リークされたその映像には点滅するピラミッドのような機体がはっきりと映し出されている。

 その後FBIもくわわった捜査では、事件当時、付近には少数だが民間船が航行しており、そこからドローンが離着陸していた可能性が浮上。

 ただし、もっとも怪しかった双胴船アルギータ号にはドローンが搭載されていたものの、海軍で確認された飛行物体よりもずっと性能が劣ることも明らかになっている。

 さらに付近にはサン・クレメンテ島があることもわかっている。ここは、機密の訓練が行われているとされる海軍基地で知られる島だ。しかし、ここまで判明した直後、捜査内容は機密扱いされてしまったという。

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photo by Pixabay

・空にある確実な何かを把握できていない

 この一件については、マイケル・ギルデイ提督が、謎の飛行物体の正体についてはまったくわからないと発言。こうした軍上層部の反応からも、米軍の極秘兵器である可能性は低いと推測されている。

 同様の発言はエリゾンド氏も口にする。

 「何かはわからない。どのような仕組みかもわからない。その性能も、誰が操縦しているのかも、目的もわからない。だが空に何かがある。なのに我々にできることはない」

 UFOの報告書発表まで1か月もない。その内容について、国民は覚悟すべきだとエリゾンド氏は述べている。さて、衝撃に備えるとするか。

References:We can't do a thing to stop UFOs - it could be America's biggest spy failure since 9/11, warns ex-Pentagon investigator/ written by hiroching / edited by parumo
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