コロナ疲れ? アザラシやカメなどの海洋動物に嫌がらせをする人が増えるハワイ (2/3ページ)

リアルライブ

カメの形をした守り神とされ、様々な伝説があります。ウミガメに触る、嫌がらせをするなど信じられないです。SNSの流行で目立ちたいのか観光客に限らず、地元の若者も含め、行き過ぎた行動を取る人が増えた気がします。写真や動画を撮影したい気持ちは分かりますが、ルールは守ってほしいです」(ハワイ現地住人)

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 ハワイ州政府サイト内の指針『海洋生物の保護について』によると、ハワイ諸島周辺に生息する海洋哺乳類、ウミガメなどは、アメリカ連邦法、ハワイ州法の両方で保護されているという。保護動物への餌やり、接触禁止はもちろんだが、接近自体も禁止。具体的にどのくらい近づくと罪に問われるのかは明記されていないが、米国海洋大気庁では、ウミガメの場合は約3メートル(水中、陸ともに)、ハワイモンクアザラシの場合は約15メートル、距離を取るよう推奨している。違反した場合、軽いものであれば罰金刑だ。違反内容により、約5万5千円から130万円の範囲で罰金が科せられる。密漁、殺害など重罪となれば、最大で約550万円の罰金または禁固刑となる可能性があるという。

 「日本人観光客が、ウミガメなどを触って罰金刑に処された話は聞いたことがないですね。ツアーで来る人に、ツアー会社の人が事前にハワイ滞在時の注意事項を説明するのも、大きいと思います。ルールを守る意識が高い国民性もありますね。ここ数カ月、アメリカ本土からの観光客で、ハワイの街は活気を取り戻しつつあります。アメリカ本土では、厳しいロックダウンが敷かれていましたので、久々の休暇でハワイに来て、アザラシにちょっかいを出すなど、羽目を外す人が増えたのかもしれません」(ハワイ在住日本人)

 ハワイのビーチで、ウミガメやアザラシに遭遇しても、遠くから眺めるだけにするのが無難だろう。

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