渋沢栄一が毎日食べた「最近カラダにイイと話題のアレ」とは?その栄養と歴史にも迫ります

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渋沢栄一が毎日食べた「最近カラダにイイと話題のアレ」とは?その栄養と歴史にも迫ります

渋沢栄一(しぶさわえいいち)といえば、2024年度上半期に一新される1万円札の顔になることが話題となっており、放送中の第60作 NHK 大河ドラマ「青天を衝け」も好評のようです。

成人した栄一役は、端整な顔立ちの実力派俳優「吉沢亮」さんが演じています。

いまや知らない人はいないほど有名になった栄一、プライベートでは女好きだったそうですが、食べ物のほうはどうだったのでしょうか?

この記事では、栄一の好物を紹介するとともに、栄一が毎日食べたと言われる「最近カラダにイイと話題のアレ」の栄養や歴史についても迫ります。

渋沢栄一の好物 渋沢栄一

画像:写真AC

栄一は甘いもの好きで、とくに飴をよく舐めていたようです。

また、「ナスやイモはとてもおいしい」とも答えており、庶民的なものが好物であったことがわかります。

そして、いつの間にか食べるようになったという「オートミール」については、毎日のように食べていたようです。

オートミールは、最近カラダにイイと話題になり、品薄状態や売り切れとなることもありました。

もっと高級なものを食べているのかと思った? ステーキ

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栄一の好物を知り、ステーキや寿司など、「もっと高級なものを食べているのかと思っていた」という人も多いのではないでしょうか?

「実は栄一、お金持ちではなかった…?」などと想像する人もいると思うので念のため…

栄一は、現代にも残る大企業を含め、約500もの企業立ち上げにかかわった実業家です。

また、明治44年の時事新報付録「全国五十万円以上資産家表」にも名前を残していますから、お金持ちであったことは間違いありません。

お金持ちや資産家は意外と質素で健康的? ソーセージと玉子

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栄一だけでなく、お金持ちや資産家のなかには、質素で健康的な食事を好む人も意外と多いものです。

たとえば、「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」などで監督を務めた宮崎駿は、毎日2食しか食べないと言います。

その2食も、ごはん・卵焼き・ソーセージなどの庶民的なものなのだとか。

また、健康的な食事を好んだ歴史偉人には、63歳まで生きた豊臣秀吉や75歳まで生きた徳川家康、70歳まで生きた伊達政宗などがいます。

栄一も、91歳と長寿でした。

・豊臣秀吉の場合 豊臣秀吉

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秀吉は、免疫力を高めると言われているハチミツ入りの煮込み料理「太閤スープ」を飲んだほか、麦飯を食べていたそうです。

・徳川家康の場合 徳川家康

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家康は旬のものにこだわり、織田信長が季節外れの桃を送ってきたときにも、自分では食べず家臣に与えたと言います。

・伊達政宗の場合 伊達政宗

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政宗は、水をたくさん飲み、じっくり時間をかけて熟成させた仙台味噌を好んだそうです。

栄一の好物「オートミール」とは オートミール

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オーツ麦を脱穀して食べやすく加工したものを「オートミール」と言い、種類によって硬さや香り、食べやすさなどが違っています。

ただ、どの種類も、甘味や旨味がなくパサパサとした食感のため、そのまま食べるという人は少なく、牛乳や豆乳などで軽く煮て粥状にして食べることが多いです。

また、甘味や旨味をプラスするためにクッキーにしたり、ハンバーグのなかに混ぜ込んだりと調理して使う人も少なくありません。

このようにひと手間加えてでもオートミールを食べたいという人が増えているのは、食物繊維や鉄分、カルシウムやビタミンB1などの栄養が豊富だからです。

オートミールでグラノーラを作る方法 グラノーラ

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ハチミツとグレープシードオイルを25gずつ用意し、オートミール100gとボウルなどに入れてよく混ぜ合わせ、薄く伸ばします。

あとは、オーブンを160℃に予熱しておき、160℃で10~15分ほど焼けば完成です。

ドライフルーツや牛乳を入れて食べると、とても食べやすくなりますよ。

「オートミール」の歴史など オーツ麦

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オートミールとは、「oat=オーツ麦」と「meal=食事」を合せた言葉で、オーツ麦は、オート麦や燕麦、カラス麦と呼ばれることもあります。

古代エジプト時代、紀元前2,000年頃の種が出土したとも言われているオーツ麦ですが、栽培化されたのは5,000年ほど前のヨーロッパ。

その頃はまだ、食用としていた国や地域は限られていたようです。

1870年代の明治初期、海外ではオーツ麦を食べやすいフレークにする技術が発達したため、アメリカを中心に普及していきました。

同じ頃、日本にオーツ麦が伝わります。

そして北海道ではオーツ麦が豊富に栽培されましたが、この頃は、馬のエサにしたり土地を改良したりするためで食用ではありませんでした。

その後、日本食品製造合資会社(日食)が北海道のオーツ麦を原材料に使用し、日本ではじめてのオートミールを製造しています。

最近になって、低カロリーで栄養豊富だと人気沸騰中のオートミールですが、渋沢栄一が好んで食していたほか、昭和天皇の洋食時にも提供されていたようです。

質素で健康的な食事を心がける オートミールと果物

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近年の研究では、食事の量を減らし、質素で健康的な食事を心がけることが脳やカラダを活性化させると言われています。

実業家としての成功をおさめた栄一の好物もまた、質素で健康的なものでした。

現代において語り継がれている歴史偉人に「健康志向」が多かったことからも、食事の大切さについて、あらためて考えさせられます。

食生活に気を配りながら、健康的に長生きしたいものですね。

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