「台湾の至宝」を目覚めさせた日ハム・中田翔と祖国のテレビ視聴者 (2/2ページ)
台湾時代から日本球界に興味を持っていたそうだが、来日後、もっとも影響を受け、目標とした選手はソフトバンクの柳田と阪神・糸井だった。彼らに倣い、打球を遠くへ飛ばそうとするあまり、アベレージヒッタータイプだった自身のスイングに狂いが生じた。
「広い札幌ドームを本拠地としているため、自分ではスタンドに入ったと思っても、あとひと伸びが足らなかったり。昨季、本塁打王争いに敗れた中田も札幌ドームの広さ、高い外野フェンスのことをこぼしていました」(前出・スポーツ紙記者)
今季は3年契約の最後、日本ハム入りした18-19年オフ、「成功をおさめたらメジャーリーグに挑戦」とも伝えられていた。現在も米球界志望があるのかどうかは不明だが、王柏融の移籍後、祖国・台湾での日本ハム戦の視聴者は大幅に増えており、このままでは終われないという思いもあったのだろう。
日本ハムは故障者やPCR検査で隔離となった選手も多いだけに、王柏融の覚醒に栗山英樹監督も救われたようだ。
(スポーツライター・飯山満)
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