主砲・トラウトの故障者リスト入りで「4番投手・大谷翔平」が実現へ! (2/2ページ)

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打線を機能させるためにも補強は必要かもしれません」(同前)

 エンゼルスは目下、ア・リーグ西武地区で低迷しており、レンジャーズと0・5差の最下位争いの真っ最中。首位とは6ゲーム差も引き離されていて、ここで浮上のきっかけを掴まなければ、今シーズンは早々に「ジ・エンド」となる。しかし、トラウトの代役が務まる大物の補強となると、それ相応の交換要員が必要となる。「トラウト抜きで2カ月間戦うことに…」と、現実的な見方をする関係者も少なくないそうだ。

「しばらくは『打者・大谷』の出場機会を増やし、トラウトの代わりに外野守備にも入ってもらうのではないか」(現地関係者)

 昨年オフの話に遡れば、トラウトは子どもを授かり、「家族を守るため、コロナ感染防止の観点から21年シーズンをオプトアウト(出場辞退)したい」と、球団に相談していた。今年1月になってからオプトアウトは撤回してくれたが、「トラウト抜きの戦力ダウン」は、故障という形で現実となってしまった。

 ペナントレースは、まだ先が長い。ここで踏みとどまらなければ、全てが消化試合になってしまう。チームの命運は大谷次第、「4番・投手」の“重圧の二刀流”も十分に考えられる。

(スポーツライター・飯山満)

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