変異コロナワクチン「副反応の処方箋」10(3)6カ月の効果持続を確認 (3/3ページ)
10_日本がワクチン後進国なのは問題だ。
5月10日時点での日本国内のワクチン接種率は2.4%。これは世界196カ国中129位、経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国の中では最下位という有様だ。
「自国でのワクチン開発・治験に時間がかかっている、承認前に日本で独自の第1・2相の臨床試験が必要だった、当初のワクチン調達量が少なかった、感染者数が一部の国に比べて少なかった、緊急性が低く捉えられていたなど、様々な原因があると言われています。ただし5月以降は政府の努力もあり、接種が急速に進んでいくことが期待されています」(峰氏)
その上で、今後の医療制度に関しこう提言する。
「事態の終息後、なぜワクチン接種の遅れが生じたのか、日本での課題を細かく分析して、システムの改善、資金の投入、人材育成など、課題に応じて対策を考えることが重要になると考えます。というのは、新型コロナウイルスのような新しい感染症によるパンデミックは、長期的に見れば再び起こる可能性がありますし、根底に存在する日本の医療提供体制の様々な課題を、今回のパンデミックが浮き彫りにしたともいえる状況だからです」(峰氏)
未知のワクチンでもその正体を理解すれば、案ずるよりも打つが易し、のようだ。
*「週刊アサヒ芸能」5月27日号より
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