白熱プロ野球「セ・パ交流戦がもっとわかる」!阪神・佐藤輝明ほかキーマン「マル秘リスト」

日刊大衆

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 プロ野球でも、コロナ禍による異例の事態が続いているが、昨年中止となったセ・パ交流戦も、今年は2年ぶりに実施。5月25日から各球場で全108試合の熱戦が繰り広げられる。

「制度が作られた2005年以降、セ・リーグが勝ち越したのは09年の一度だけ。通算でもパ・リーグの1098勝966敗60分と、一貫して“パ高セ低”が続いています。現在、首位を走る阪神が、総じて苦手とする交流戦を、どう乗り切るかも注目です」(全国紙運動部記者)

 では、そんな交流戦を戦ううえで、欠かせない各チームのキーマンとなるのは、はたして誰か。

 セ・パの事情に精通する解説者の田尾安志氏と初芝清氏による戦力分析を踏まえ、12球団の最新状況を見ていきたい。

 まずはセ・リーグ。「最注目は阪神です。29試合目での20 勝到達は、両リーグ最速にして、08年以来の球団最速タイ記録。その08年は、最終的にV逸こそしたもの、交流戦では首位ソフトバンクとゲーム差なしの2位と、快進撃を見せていました」(前同)

 開幕前、リーグ優勝予想を阪神としていた田尾氏も、怪物ルーキーの名を真っ先に挙げて、こう語る。

「佐藤輝明(22)の三振を恐れない、あの力強いスイングはパワー勝負のパ・リーグ向き。オリックス・山本由伸らとの対戦は、私自身も純粋に楽しみです。打ちこなすだけの能力も、すでに彼には備わっています」

 開幕から“不動の2番”としてチャンスメイクを担ってきた糸原健斗の故障離脱など、ここへきて不安材料も増えてはいる。

 だが、田尾氏の評は、「それでも、投打とも頭一つ抜けている」と阪神を絶賛。大崩れの可能性は他チームより低いという。

「大山悠輔が不在でも、マルテ、佐藤輝、サンズの中軸はしっかり機能している。他球団を見渡しても、岩崎優&スアレスほど安定感のある“勝利の方程式”はありません。9回打ち切りという今年の特殊事情を鑑みても、これは大きなアドバンテージになりますよ」

■絶好調の阪神に比べ、巨人の調子は?

 では、阪神を追撃する巨人は、どうか。12年、14年と過去2度の交流戦優勝経験もある原監督からすれば、ここで弾みをつけたいところだが、

菅野智之坂本勇人という投打の両輪を欠く現状はさすがにしんどい。ですが、そこは試合巧者の原監督。手練手管でやりくりするでしょう。岡本和真も調子を上げていますし、ウィーラーも好調を維持している。それだけに鍵を握るのは、ウィーラーと岡本の間の3番を打つ丸佳浩(32)。タイミング的にも、そろそろエンジンがかかってもいい頃合いです」(田尾氏)

 開幕前の下馬評に反し、大健闘を見せているのがヤクルトだ。「弱点の投手力が、まとまってきた」と、田尾氏が指摘する。

「もともと打線はいいチームですから、投手陣にある程度の計算が立てば、十分に戦える。ただ、山田哲人に関しては、去年よりは間違いなく上向きですが、盗塁の少なさから見ても、まだ万全とは言い難い。

 となれば、キーマンは当然、村上宗隆(21)です。パの投手陣との対戦は、佐藤輝と並んで見ものです」

 借金生活の下位球団は、風向きの変わる交流戦で、なんとか巻きかえしたいはず。4位の広島は、目下、主砲・鈴木誠也らの主力選手がコロナ感染で大量離脱。戻るまで厳しい戦いとなるのは避けられない。

 5月24日発売の『週刊大衆』6月7日号では、注目のキーマン24人を紹介している。

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