追悼・田村正和、2枚目スターの「知られざる愛され素顔」 (1/2ページ)

日刊大衆

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 二枚目俳優として、数多くの作品に出演してきた田村正和さん(享年77)が、心不全により亡くなっていたことが5月18日、明らかになった。

「田村さんは今年4月3日、都内の病院で亡くなり、家族だけで見送ったそうです。身内だけの葬儀では、妻の和枝さんが喪主を務めたと聞きます。数年前に心臓の冠動脈の手術をして、体調はあまりよくなかったようです」(ベテラン芸能記者)

 田村さんは剣戟スターとして一世を風靡した名優、阪東妻三郎の三男として生まれた。1961年、松竹大船と専属契約を結ぶと、成城学園高校在学中に、映画『永遠の人』で本格デビューを果たす。

「陰のある雰囲気が災いして、なかなか日の目を見なかった田村さんですが、72年にテレビ時代劇『眠狂四郎』(フジテレビ系)で主演を務め、ブレイク。80年代に入ると、『うちの子にかぎって…』(TBS系)などホームドラマに多数出演。二枚目も、コミカルな役も演じられる役者として人気を博しました」(前同)

 芸能レポーターの城下尊之氏は、この時期の田村さんについて、こう語る。

「田村さんが三枚目役に初挑戦する頃でしたね。

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