家づくりで成功する人、失敗する人 その違いとは? (2/3ページ)
それとも、設計事務所やハウスメーカーに最初からお任せというお客様が多いのでしょうか?
平松:弊社の場合は、しっかり考えてくるお客様が多いです。普段からそういう情報発信をしていますから。ただ、一般的には、そこまでライフプランを考えずに家を建てようとしている人の方が多いと思いますね。月の返済額を見て、このくらいだったら買おうかなとか。
購入したらその家にずっと住むわけですから、時間と手間をかけて勉強したり、十分に検討したりということは本当に必要です。家づくりほど、人生勉強になるものはないと思います。
――これまで100軒以上の家を手掛けられてきた中で、家づくりに成功している人の共通点ってありますか?
平松:繰り返しになりますが、目的設定をちゃんとしている方は成功しています。
――では、逆に失敗してしまう人の共通点はありますか?
平松:家って見栄を張る方が意外といたりするんです。収入が多いからといって、身の丈に合わない土地を買ってしまったり、余計な機能をつけたりして。そうすると失敗してしまいます。
一方、家づくりに成功している人は、本当に大事なものが何かを分かっている人が多いです。だから、すごくシンプルに考えますよね。長く家族で幸せに暮らしたいという目的があって、それがブレないわけですから。これは特に若いご家庭の方が多いです。
――本の中にも書かれていましたが、リモートワークの普及で家に求めるものも変わってくるのではないかと思いますが、平松さんはその変化についてはどう捉えていますか?
平松:リモートワークでいうと、ワークスペースの必要性があがっていますが、私は以前から書斎的なスペースがあるといいと提案していました。それは旦那さんや奥様が一人でしっかり熟考するスペースが家の中にないと、年収が低くなるという傾向があるように感じるからです。
それは、仕事場では常に仕事、家では常に家族サービス、となると自分の今の状況を整理する時間がなくなってしまい、目的がブレてしまうからだと思います。