『オードリーのオールナイトニッポン』だから見せる「ふつう」の2人 (3/3ページ)

マイナビウーマン

テレビでうまくいかなかったことなど仕事の話はもちろん、恋愛や結婚、子どもの話など、人生についても語る。若手芸人だった彼らが中堅芸人へと成長するなかで、次第に移り変わる自分の考えを、かっこつけず、かといってふざけすぎずに本音で語っている姿は、とても人間らしくて愛らしい

自分の方が年下なのにおこがましいが、彼らの成長を感じることができるラジオは、他のメディアにはない特別感がある。

そして、彼らの成長はもちろん嬉しいが、ずっと変わらない部分もある。ラジオだからこそ見せる「ふつう」の2人だ。

『オードリーのオールナイトニッポン』のゲストは、彼らがショーパプに出演していた時代の先輩ものまね芸人、長年苦労を共にした芸人仲間、リトルトゥースである作家の朝井リョウやCreepy NutsのDJ松永など、彼らの身の回りの人たちが登場する。

つまり、彼らが「ふつう」のまま話せる相手が出演するため、ゲストが登場する放送回であっても、いつも通りの空気感で進んでいく。その様子を聴いているのが心地良い。

■人間味あふれる彼らのこれからを、見続けたいと思わせる魅力

いつの放送か、もう記憶も定かではないほど以前の話。まだまだ若手芸人として注目されていた人気絶頂期に、若林がリスナーへ向けて「プレゼントや差し入れをやめてほしい、自分のためにお金を使ってほしい」と言ったことがあった。

私はその言葉を聴いた時、驚きよりも「若林さんらしいなあ」と思った。いい意味で芸能人になりきれてない「ふつう」の感覚のままで、身近に感じたのだ。この感覚がいまだに感じられるからこそ、長年2人の話を聴いていられるのだと思う。

若林「(オードリー若林でした、おやす)ミッフィーちゃん」 春日「この後また、夢でお会いしましょう。アディオス」

AM3:00、最後は若林もリトルトゥースにしか分からない挨拶をして、ラジオが終わる。友達と夜更かしして長電話した後のような、満ち足りた気持ちのまま、眠りにつく。今週も良い週末だ。

コロナ禍で人と話すことさえも難しい今、2人のいつまでも変わらない話に私は癒されている。ちゃんと人として成長しているけど、でも根っこの「ふつう」は変わっていなくて、ずっと聴いていられる2人の会話。

漫才ともテレビとも違う「ふつう」の2人を、ぜひラジオで味わってほしい。

(文:まっつん/マイナビウーマン編集部、イラスト:谷口菜津子)

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