子犬にしか見えないけど、実は... 側溝で「小っちゃくて元気なモフモフ」を見つけても、連れて帰っちゃダメな理由 (2/3ページ)

Jタウンネット

「5~6月は子ダヌキが生まれ巣の排水溝から出てくる時期です。子ダヌキが一匹しかいなかったとしても、それは親が餌を探しに行って留守番しているだけです。それを勘違いして連れて帰ってしまうのは誘拐と同じですので、溺れているとかケガをしているとかでない限りはそっとしておいてほしいということを多くの人に知ってもらいたい」

タヌキは山や森の中だけでなく、住宅地に姿を現すこともある。もし、黒い子犬のように見える生き物を見つけたら、ただ留守番をしているだけの子ダヌキかもしれないので注意してほしい。

では、実際タヌキに遭遇しやすいのは、どんな場所だろうか。25日、麻布大学獣医学部の塚田英晴准教授にも取材した。

巣作りするのは土管や側溝、建物の床下(写真はみなみなみなさん提供)

塚田准教授は、タヌキが出産する時期について「5~6月で間違いない」とした上で、以下のように説明した。

「出産場所ですが、タヌキは通常巣穴で子どもを生みます。自ら巣穴を掘ることはあまりなく、アナグマやキツネがほった穴を間借りすることが多いのですが、市街地に生息する都市ダヌキの場合、土管や側溝、建物の床下などで営巣することがよくあります。さすがに天井が空いたような側溝にそのまま子どもを産み落とすことは少ないと思いますが、天井に蓋がしてある横穴のような構造の側溝であれば、出産場所として活用されることは少なくないと思います」

さらに、国内ではどのあたりの住宅地でタヌキと遭遇する可能性があるか尋ねると、

「国内のと言われるとなかなか広くて申し上げにくいのですが、例えば東京近郊の市街地であれば、結構どこにでも生息しているような状況になっています。うちの大学(麻布大学)などは、相模原市の横浜線・矢部駅の近くに立地しており、住宅地に囲まれていますが、こんな場所でもタヌキは出没しますよ」

とのこと。

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