ヤンジャン新連載もアンチヒーロー漫画…“正義=悪”が流行るのはなぜ? (2/2ページ)

まいじつ

一時期のデスゲーム漫画くらい流行ってるな》《ヤンジャンにもアンチヒーロー作品が載ってるのですがこれは一体…》などと既視感を指摘する声も多く見受けられた。

デスゲームの次はアンチヒーローもの?

一昔前まではほとんど見かけなかった「アンチヒーローもの」だが、ここ最近では次々と類似作品の連載がスタート。とくに『週刊少年マガジン』では今年2月に『戦隊大失格』、5月には『英戦のラブロック』の掲載が始まり、1つの雑誌内で飽和状態になっている。「イビルヒーローズ」も含め、これらはたんなるジャンル被りではなく、ヒーローという存在を主人公が疑い、敵対する…といった導入まで共通。多くの漫画好きは、「似たような作品が立て続けに登場してきた」という印象を抱いていることだろう。

これまでに「アンチヒーローもの」で大きくヒットした作品は少ないものの、真っ当なヒーローものとしては『週刊少年ジャンプ』の『僕のヒーローアカデミア』が思い浮かぶ。その一方で「ジャンプ」ではダークファンタジーの『チェンソーマン』や『呪術廻戦』が社会現象になるほど人気を集めているため、最近の流行りジャンルのいいとこ取りをしようとした結果、「アンチヒーローもの」に辿り着いたのかもしれない。

とはいえ同ジャンルの漫画が多ければ多いほど、ヒットを飛ばすのは難しくなるはず。何か工夫して独自色を出さなければ、一時の「デスゲーム」ブームで量産された作品たちのように埋もれていってしまうだろう…。「イビルヒーローズ」の飛躍に期待したい。

文=大上賢一

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Kostiantyn Postumitenko / PIXTA

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