サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「充実著しいギベオンが穴」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 いくら3歳で未完成とはいえ、一つのカテゴリーで3歳のトップクラスに立つような力量の持ち主は、古馬相手でも通用してしまうという好例だ。

 もちろん、斤量の差も大きい。古馬の58キロ(牝馬56キロ)に対して、3歳馬は54キロでの出走。その強みが生きるというわけだ。今年はNHKマイルCを制した3歳のトップマイラー、シュネルマイスターが挑んでくるため、注目しないわけにはいかないだろう。

 古馬の地力がモノを言うか、次世代のトップ候補が斤量の有利さを生かしきるかは微妙で悩ましいところだが、当方としては古馬に一日の長あり、とみた。

 ただ、いくら穴党とはいえ、今回の顔ぶれを見ると、やはりグランアレグリアを中心視せざるをえない。前走のヴィクトリアMは強いの一語。休み明けを一度使われての変わり身を存分に見せてくれた。ここは今季3戦目で前走からの間隔は短いが、中間も順調そのもの。というか、雰囲気はさらによくなり、すばらしい気配を漂わせている。

 昨年の同舞台でアーモンドアイをまったく寄せつけぬ完勝劇を演じた馬。前走より1キロ重い56キロでの競馬になるが、少なくとも連対を外すことはないだろう。

 穴はギベオンだ。マイル戦は18年のNHKマイルC2着を含む3戦のみ。実績的に見劣るが、ここにきての充実ぶりには目をみはらされる。左回りはスムーズで、母はGI2勝馬。地力を秘めており、アッと言わせるシーンがあっていい。

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