原辰徳監督「安堵の涙」!?「公式戦14連敗」でストップ!巨人とソフトバンク本当の実力差

日刊大衆

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 セ・リーグは阪神が首位を独走。パ・リーグはダンゴ状態でひしめく中、交流戦は終盤を迎えた。
 2年ぶりの開催とあって盛り上がりを見せる一方、主力選手の解雇やコーチの失踪など、不可解な事件も続発。深層をレポート!!

「デラロサ(32)のスライダーがストライクと判定された瞬間、原辰徳監督の顔には安堵の色が広がった。もともと涙袋が大きいというのもありますが、終盤は時折、涙ぐんでいるようにも見えましたね」(スポーツ紙巨人担当記者)

 5月30日のセ・パ交流戦で、宿敵のソフトバンク(以下SB)に、ようやく勝利した原巨人。3連戦のうち頭の2戦は、先制しながら逆転負けを喫していた。

「日本シリーズの8連敗を挟み、巨人は公式戦でSBに14連敗していました。ようやく連敗を止めたわけですが、その試合も最後まで、どちらが勝つか分からないものでした。巨人が日本シリーズかと思うくらい中継ぎ投手をつぎ込んだのは、驚きでしたね。それだけ、SBに勝ちたかったんでしょう」(前同)

 ご存じのように原監督は打倒SBを掲げ、自軍に足りない“パワー野球”のエキスを注し、今シーズンに臨んだ。それでも、交流戦3連戦の結果を見る限り、「力の差は依然として大きい」(巨人球団関係者)と言うべきだろう。

 もちろん、巨人には主力にケガや故障が相次いでいるという不幸もある。

「右手親指を骨折したキャプテンの坂本勇人(32)、好調を維持していた梶谷隆幸(32)が離脱中。エースの菅野智之(31)も肘の炎症からの復帰待ちです(6月3日現在)」(前出の担当記者)

 とはいえSB側も、「エースの千賀滉大(28)、守護神の森唯斗(29)に加え、グラシアル(35)、デスパイネ(34)、モイネロ(25)も、ケガや五輪予選で不在。巨人以上に主力の離脱に悩まされているんです」(スポーツ紙SB担当記者)

■原監督にも焦りが? 丸をスタメンから外したワケ

 巨人は、主力がそろっていないことを言い訳にはできないのだ。野球解説者の江本孟紀氏が言う。

「巨人はSBに比べて投打とも、技術、パワー、すべての面において“個のレベル”が劣っています。選手は五分で戦っているつもりでも、力の差は歴然。まず、それを自覚する必要がありますね。4番の岡本和真(24)はよくやっていますが、柳田悠岐(32)と比べたら、やはり力不足は否めません」

 実は、このことを誰よりも痛感しているのが原監督だという。

「原さんは“今季、満足な活躍をしているのはウィーラー(34)と髙橋優貴(24)の2人だけ。それ以外は期待外れ”と、こぼしているといいます。SBとの3戦目に不調の丸佳浩(32)をスタメンから外したのは、調子が上がらない選手たちに奮起を促すためでした。交流戦を機にコーチ陣の配置換えをしたのも、指導陣に“喝入れ”したかったからです」(前出の球団関係者)

 選手同様、生き残りがかかるコーチ陣も必死だが、江本氏はこう指摘する。

「イニングを終えるごとに、ベンチで宮本和知コーチと桑田真澄コーチが、ピッチャーに何か言っている。“仕事をしている”というアピールなのかもしれないけど、あれでは選手に“おまえはまだ半人前だ”と、言っているのと同じ。逆効果ですよ」

 選手にもコーチ陣にも実力主義を掲げる原監督。その采配は、ときに“鬼采配”と形容されるが、SB戦以降も巨人は連日、中継ぎを大量に送り込む“総力戦”を演じている。

 他球団のスコアラーは、「こんな試合を続けていたら、いつかチームがパンクする」と顔をしかめるが、原監督にはやむをえない事情があるという。

 6月7日発売の『週刊大衆』6月21日号では、このほかにも巨人のエース・菅野智之の怪我の具合や、首位を独走する阪神の優勝の資格など、プロ野球をさらに楽しく観られる特集が盛りだくさん。

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