マラリア治療の市場規模、2027年に21億2642万米ドル到達予測 (1/3ページ)
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「マラリア治療の世界市場:治療タイプ(ワクチン、抗マラリア剤、診断テスト)、投与経路、エンドユーザー、地域別の分析、COVID-19の影響、2027年までの予測」(The Insight Partners)の販売を6月8日より開始いたしました。
マラリア治療の市場規模は、2019年の15億812万米ドルからCAGR4.4%で成長し、2027年には21億2642万米ドルに達すると予測されています。マラリアは、マラリア原虫によって引き起こされる生命を脅かす感染症です。低所得国におけるマラリアの高い罹患率と、各国政府による取り組みが、マラリア治療市場を牽引しています。しかし、抗マラリア薬に対する耐性の増加が市場の成長を妨げています。
2020年4月、欧州医薬品庁は、クロロキンとヒドロキシクロロキン(抗マラリア薬)に対し、COVID-19の治療薬としての可能性を調査し始めました。これにより、COVID-19の管理における抗マラリア薬の需要が増加しています。
低所得国におけるマラリア罹患率の高さが市場の成長を牽引
マラリアは、雌のアノフェレス(Anopheles)蚊が媒介するマラリア原虫によって引き起こされる生命を脅かす感染症です。マラリアの流行は増加の一途をたどっており、気候変動は媒介する種類の蚊が繁殖しやすい環境を作り出しています。WHOによると、2019年には世界で約2億2900万人のマラリア患者と約40万9000人の死者が記録されています。マラリアは、アフリカやアジア、中南米などの熱帯地域を中心に発生しています。
マラリア罹患率は、アフリカ地域が最も高い割合を占めています。同地域は、2019年のマラリアの症例と死者の約94%を占めています。また、同地域の6つの国が、世界のマラリアによる死者数の半分を占めており、その割合は、ナイジェリア(23%)、コンゴ民主共和国(11%)、タンザニア連合共和国(5%)、ブルキナファソ(4%)、モザンビーク(4%)、ニジェール(4%)となっています。子どもと妊婦は、マラリアの影響を最も受けやすいグループです。