ほのか リアクションが大きいから「嫌だと言ってもドッキリに掛けられる」 (2/2ページ)
テリー どういう方向に行こうと思ってたの?
ほのか 最初はみんなから、「可愛い、可愛い」って大切に育てられる、箱入り娘みたいな感じで思ってたんですけど、こんなにみんなから痛いところを突かれるんだっていう。
テリー 例えば?
ほのか うーん、何だろう。例えば、私、どっちかと言えばツッコミのほうかと思ってたんですよ。友達といる時も誰かが何か言ったら「それ、違うよ」って、いつも言う側だったから。でも、芸能界に入ったら逆で、「私ってここまで何も知らないんだ」とか、イジられるんだっていうことにビックリして。自分が思ってるほのかと、周りが思ってるほのかとのギャップに、今も困惑してます。
テリー まぁ、それは社会に出たらみんな感じると思うけどね。でも、結果的にそれがよかった部分もあるわけでしょう。
ほのか いい方向に進んでるのかはわかんないんですよね。最近ドッキリとかに掛けられるんですけど、マネージャーさんには事前に「私、怖いのと、虫を食べるのはほんとに嫌です」って言ってるんですね。でも、気づいたらホラー映画を見なきゃいけなかったりして、「あれ、私、嫌だって言ったのに」「話、通じてないのかな」って。
テリー それだけリアクションいいってことだよね。
ほのか ほんとに怖いからリアクションが大きくなるんですよ。そうすると、なんか「反応いいね」って、またドッキリに掛けられるんです。だから、悪循環になってるし、芸能界は怖いなって。
テリー 仕事があるんだからいいと思うけどなぁ。他にも悩みはあるの?
ほのか そうですね。例えば話の流れ的に本音は言わないほうがいいのかなって思うことがあるんですよ。
テリー どういうこと?
ほのか 例えば、ある本があって、他の出演者の方が全員「おもしろくない」って言った時に、私はめちゃくちゃおもしろかったんだけど、流れ的に「おもしろくない」って言ったほうがいいのかなぁって思うことがあるじゃないですか。
テリー なんで? 本音を言えばいいと思うけど。
ほのか そうなんですかねぇ。でも、バラエティーのノリを取るか、自分の本音を取るか、それがいまだにわからないんですよね。