サイバーセキュリティの新たなる脅威。AIが生成した偽の報告書に専門家も騙される (3/3ページ)

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nCOV-19ワクチンであるBNT162b2およびChAdOx1の二度目の接種後、24時間以内に全身および局所的な副作用が発生。

一度目の接種後の副作用は、熱、頭痛、呼吸困難、胸痛、腹痛など。二度目の接種は正常な組織酸素供給レベルを回復させるが、めまい、低酸素症、呼吸困難をともなう可能性がある。

この分析結果は、人口に基づくコホートによるもので、血液サンプルを系統的に採取し、mRNA輸入、赤血球交換、およびワクチン後の宿主細胞リリース(ES)手順にしたがった


 研究グループによれば、パンデミックの最中、査読前の研究論文を掲載するサイトに関連論文が定期的に投稿されていたという。

 そうした論文は査読前であってもメディアに取り上げられ、さらに公衆衛生上の決定を下すためにも利用されている。

 そうした中にフェイク論文が紛れ込み、正しい情報として受け止められてしまう恐れもある。そのせいで医学的研究や公衆衛生政策が間違った方向に導かれれば、文字通り命に関わる事態となるだろう。

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photo by Pixabay

・AIと人間のいたちごっこ

 サイバーセキュリティの専門家たちは、AIが虚偽情報を生成する方法を理解しようと努めている。それがわかれば、虚偽情報を見分ける方法の発見にもつながるからだ。

 たとえば自動生成された文章には細かい文法ミスが含まれがちなので、これを偽物と本物を見分ける手がかりにできるかもしれない。また複数のソースにあたって情報の裏付けをとるやり方もある。

 だが、いずれはAIもそうした方法の裏をかくやり方を見つけるかもしれない。研究グループは、結局いたちごっこになったとしてもおかしくはないと述べる。

 最終的には読み手である人間自身が、どのような情報なら信用できるのか常に気を配り、人々を陥れようとするハッカーがいないかどうか目を光らせるしかないのかもしれない。

References:Study shows AI-generated fake reports fool experts/ written by hiroching / edited by parumo
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