【映画批評】劇場版「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」はギギ・アンダルシアを観るために行く作品 / 最高潮は冒頭13分30秒まで (2/3ページ)

バズプラス

偶然性に頼りまくっているのも薄さに拍車をかけている。さまざまなギミックが仕込まれているアニメ作品が溢れている近年において、富野由悠季監督が劇場版「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」に否定的な意見を持つのも理解できる内容である。


・ウロチョロしているだけ

重ねて言う。どんなに「高いお金を払って劇場に行く必要はないよ」と言ってもマニアは行ってしまうと思うが、「冒頭13分30秒まで」と「メンヘラ女子ギギ・アンダルシアの底の浅い妖艶さ」だけが見るべきポイント。それを念頭に置いて観に行くべきだ。あとはハサウェイらがウロチョロしているだけ。ウロチョロもギギ・アンダルシアがいたおかげで少しは飽きずに観られるが……。

・衝撃的な終わり方なんて展開は誰だって考えられるもの

劇場版「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は三部作で、完結編ともいえる三作目のラストは衝撃的な終わり方をするという。しかし衝撃的な終わり方なんて展開は誰だって考えられるものであり、しかも富野由悠季監督が数十年前に書いたシナリオである。2021年以降に新作を作るというのであれば、誰でも考えつくようなラストや、富野由悠季監督におんぶにだっこなラストだけはやめてほしい。そう願うばかりだ。

「【映画批評】劇場版「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」はギギ・アンダルシアを観るために行く作品 / 最高潮は冒頭13分30秒まで」のページです。デイリーニュースオンラインは、閃光のハサウェイギギ・アンダルシア桃色のガンダルフ機動戦士ガンダムカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る