ねえねえ追いかけっこしよ!犬と鹿にいつのまにか芽生えた友情がファンタジーな光景を作り上げた
アメリカの郊外にはいたるとこに鹿がいる。裏庭や道路脇など、人間の生活圏の近くにいるので、鹿の方も堂々としたものなのだが、時にペットと特別な友情を築く個体もいるようだ。
ニューヨーク州郊外に住むゴールデンレトリバーは、裏庭のリンゴの木が鹿に食べられないよう守っていたのだが、その鹿だけは特別だった。
通常なら犬に吠えられると遠くに逃げていくのだが、その鹿は逆に距離を縮めてきたのだ。
Deer and Golden Retriever Develop a Friendship
・鹿が仲間になりたそうに犬に近づいてきた
アメリカ、ニューヨーク州郊外ワーツボロでの出来事。ある家に飼われているサンプソンという名前のゴールデンレトリバーは裏庭のりんごの木が鹿たちに食べられないよう、この1年間木を守り続けてきた。
りんごの木を食べようと近づく鹿たちは、サンプソンの姿を見ると逃げていく。ところが1匹の鹿だけは違ったようだ。
サンプソンの姿を見て近づいてきたのだ。好奇心旺盛なその鹿は、サンプソンの様子をじっと見ている。
サンプソンはとてもフレンドリーなゴールデンレトリバーだ。2匹は一定の距離を保ちながらも、心の距離を縮めて言ったようで、突然鹿がサンプソンを追いかけ始めた。
人間界でいう「追いかけっこ」である。この日から鹿とサンプソンの交流が始まった。両者が出会うと、鹿が追いかけたり、逆にサンプソンが追いかけたり。
いつのまにか両者には友情が芽生えていたようだ。
今では毎朝、鹿は裏庭でサンプソンが来るのを待っているという。追いかけっこをひとしきり楽しみ、更に夕方また遊びに来る。
鹿はサンプソンが出てくるまでずっと裏庭で辛抱強く待っているそうだ。時には隣同士仲良く並んだり、茂みの中でかくれんぼしたりする。
ある日はサンプソンが庭でうんちっちをしていると、鹿も一緒になってサンプソンの横でおしっこを始めたという。
両者の友情は日に日に大きなものになっているようだ。