西野七瀬の後継者!?乃木坂46遠藤さくらの透明感と表現力【アイドルセンター論】 (3/3ページ)

日刊大衆

 23thシングル『Sing Out!』に収録された個人PV『わたしには、なにもない』では遠藤の他を寄せ付けない透明感と今にも溶け出してしまいそうな儚い魅力が映し出されており、遠藤の表現力が唯一無二であることを強く印象づけた。

 その類まれなる表現力はドラマ『サムのこと』(dTV)や『ボーダレス』(ひかりTV)でも感じたことで、映像のなかの遠藤=表現者としての遠藤は普段の彼女を知っている方ならなおさら、そのギャップに惹きつけられる。それはまるでアイドルと女優の狭間に存在しているかのようなのだ。

 クールで力強いメッセージ性を内包した楽曲遠藤のセンター曲『夜明けまで強がらなくてもいい』『ごめんねFingers crossed』においても、目線の使い方や手先のしなやかさ、そして何より遠藤本人の見せ方がずば抜けている。

 いまだ成長をしながらも、パフォーマンスからは伸びしろを感じさせており、これから先どんなアイドルへと成長を遂げるのか行く末がもっとも気になる存在だ。このパフォーマンスにおける底知れなさ、得体の知れなさこそ遠藤の魅力であり、次世代センターとして期待されている理由だろう。

 1期生の松村沙友理が卒業を発表し、改めて世代交代を強く感じさせた今回のシングル。そこには初のセンター抜擢から2年が経ち、心身ともに強く成長している遠藤の姿があった。

 昨年白石が卒業した際のインタビューでは「これまでの乃木坂を受け継いでいくことができるように」「『変化を強み』にして新しい乃木坂を見せたい」(『EX大衆』2020年4月号)と語っていた遠藤。

 再びセンターというポジションに遠藤が立ったことでこの言葉は重要な意味を帯びてくる。これからの乃木坂46は遠藤が引っ張っていくことになるだろうが、この言葉通り伝統を受け継ぎながらも遠藤らしいグループを作り上げていってほしい。

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