「腐ったみかん」と呼ばれた女子高生が医学部合格 夢を叶えた医師が語る「変われた理由」(2) (3/4ページ)

新刊JP

そこからはつまずくことなく行けたのでしょうか?

風子:受験の時は中学高校で遅れた分を追いつかないといけなかったので大変でしたが、医学部に入ってしまえば他の人と同じように1年分の勉強を1年で終わらせるだけですから、忙しくはありましたがそこまで大変とは思いませんでした。その後の医師国家試験でもあまり苦労はなかったです。

――大学入学した時は、現役合格した人よりも10歳ほど年長で、周りは年下の学生ばかりだったかと思いますが、その状況で苦労したことはありますか?

風子:最初は年齢が周りの人と全然違いますから、浮いたらどうしようと思っていたんですけど、いざ入ってみると本当にいい友達ばかりでした。みんなと遊びに行く時も子どもを連れてきていいよと言ってくれましたし、行くと面倒を見てくれました。今でも気にかけて連絡をくれますし、友達には本当に恵まれましたね。

――医師になるという夢を叶えた今、次の夢がありましたら教えていただきたいです。

風子:難民支援や災害医療を通して子どもたちのために生きたいと考えて、そのために必要な勉強をしているところです。また日常の診療では治療を通して、少しでも多くの笑顔がみられるよう、日々奮闘しています。子どもたちの夢のために私にできることがあれば何でもしたいです。

――最後に読者の方々にメッセージをお願いいたします。

風子:若い世代の皆さん、今人生を楽しめていますか。夢を追えていますか。
恵まれない環境だから、と人生をあきらめたり、自分は世の中に必要がない人間だなんて思ったりしていませんか。

私は今医師をしていますが、若いころは毎日ケンカに明け暮れたり、野宿したりしていました。帰る場所がなくて、さみしくてつらくて、自殺しようとしたこともあります。それでも何とかとどまって、今は念願の仕事があり、幸せな生活を送っています。どうやったら困難を乗り越えられるか、幸せになることができるのか、そのヒントをこの本につめこみました。

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