大泉洋が所属するTEAM NACS、5人が魅せるゆるさと演技のギャップ (4/4ページ)
ほんの概要に過ぎないが、5人の雰囲気が伝わっただろうか。そして、この個性豊かな5人が集まることで、舞台やバラエティで素晴らしい演技や面白い企画を繰り広げてくれるのが、ナックスの魅力だ。
■2021年の最新公演『マスターピース~傑作を君に~』を観劇!
https://www.youtube.com/watch?v=42a16bk2kwA
2021年6月までTEAM NACS 第17回公演『マスターピース〜傑作を君に〜』が上演されたのだが、コロナ禍ということもあり、私はオンライン配信のライブビューイングで千秋楽を拝見した。
時は昭和27年、真冬の熱海の温泉宿に、シナリオライターたちがやってくる。映画に熱い思いを抱く5人の男たちは「マスターピース=傑作」を書き上げるべく、泊まり込みで原稿を執筆していく……というストーリー。
詳細な説明はネタバレになってしまうので多くは語れないけれども、やっぱり舞台の5人は、ものすごい勢いと熱量だったとお伝えしたい!
切なさで心をぎゅっとされてしまう場面あり、面白くて笑いが止まらない場面あり。画面越しでも存分に5人に魅せられた舞台だった。
そして公演終了後、鳴りやまない拍手の中カーテンコールで話す5人は、2015年に観た『悪童』の時と同様に、すでにいつもの5人に戻っていた。その様子を見て改めて「ああ、すごい演技を観ていたんだ」と実感した。
コロナ禍で開催した公演とあって、素顔に戻った5人からは「無事に千秋楽を迎えられた」という幸せと熱い想いが伝わってきた。
でも、やっぱり舞台は生で観たい! 臨場感や一体感は、会場でしか味わえないからだ。次の公演では、会場に足を運んで、こちらの表情も見えるような状況になっていて、直にナックスの5人に会いたいと、強く願った。
身近な“親戚のお兄さん”のような雰囲気と、役者としての素晴らしい演技を見せてくれるナックスの5人。いつも私たちを笑顔にしてくれる、道民としての誇りであるTEAM NACSを、私はこれからも応援していきたい。
(文:aoikara、イラスト:谷口菜津子)