アンチレイシストとは、人種だけでなく、文化、ジェンダー、セクシュアリティなどの違いを平等に扱う人のこと。今読むべき「あらたな思考」を身につけるためのガイドブック (5/6ページ)
言いかえれば、「アンチレイシストであろうとすること」は、世界のどこにいても、子供でも大人でも、学校でも家庭でも職場でも、どんな組織や集まりでも、すべての人が学び、身につけなければならない態度となってきているのだ。
アメリカの人種問題の歴史を紐解き、そのシステムを理解することは、社会に根ざす差別の本質を知る土台となる。この本が、日本で日常的に直面するさまざまな差別———人種によるものだけでなく、民族、ジェンダー、セクシャリティ、学歴や経済格差、年齢や病気や身体的特徴によるものなど―——について深く考え、改善していくための指針となることを、心より願っている。
(本書“あとがき”より抜粋)
『アンチレイシストであるためには』6月22日(火)より発売。
※Kindle版のみ先行販売中。
【書籍紹介】
『アンチレイシストであるためには』
著者:イブラム・X・ケンディ
訳者:児島 修
定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
判型:四六判/384頁
【著者略歴】
イブラム・X・ケンディ(著者)
1982年、ニューヨーク市生まれ。歴史学者、作家。ボストン大学〈反人種主義研究・政策センター〉の創設者であり所長を務つとめる。アメリカの人種差別の歴史を描いた『はじめから烙印を押されて Stamped from the Beginning』は全米図書賞(2016年、ノンフィクション部門)を受賞。2020年、タイム誌の〈世界で最も影響力のある100人〉に選ばれた。絵本『アンチレイシスト・ベビー』(合同出版)も幅広い年齢の人々に読まれ注目されている。
【訳者略歴】
児島修(訳者)
英日翻訳者。1970年生まれ。立命館大学文学部卒。主な訳書に、パーキンス『DIE WITH ZERO』(ダイヤモンド社)、リトル『ハーバードの心理学講義』(大和書房)、フィネガン『バーバリアンデイズ』(エイアンドエフ)、ハミルトン、コイル『シークレット・レース:ツール・ド・フランスの知られざる内幕』(小学館文庫)などがある。