阪神・梅野の追加招集で問われる「稲葉カラー」の是非 (2/2ページ)
初見で苦戦するバッターは国際試合で不向きであり、不安視する声もないわけではなかった。
「スタメン起用される捕手がソフトバンクの甲斐拓也だとすれば、2人目の捕手に求められるのは代打としての打撃力です」(球界関係者)
打撃力ならば、埼玉西武の森友哉もいる。また、DeNA・伊藤光は捕手でありながら、2番打者に抜てきされて以降、右方向への進塁打や的確な犠打など“チームバッティング”に長けた一面も見せている。
稲葉監督は2019年のプレミア12のメンバーを軸に選出したとも言われている。“世界一”になっており、その考えは間違っていない。しかし、こんな指摘も聞かれた。
「代表メンバーを発表するまでには、各球団に打診し、相談もしています。本当に故障で辞退した選手もいましたが、シーズンの疲れが残っていたため、『コンディション不良』を名目に、内々に辞退した選手もいました。稲葉監督は後者の選手に関しては、はなから東京五輪の構想から外していたと聞いています」(同前)
采配に最終的な責任を持つのは監督だ。「なぜ、この選手が選ばれなかったのか?」の疑問は尽きないが、選手選考に“余念”を入れなかったということは、指揮官として、不退転の決意を持って臨もうとしている。そう解釈するしかない。
(スポーツライター・飯山満)
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