日本を代表する企業の会議「30分・30秒・5秒」の使い方とは? (2/2ページ)

新刊JP

そこで、少し気が緩んでいる人がいると感じた際は、参加者に声をかけ、手短に前回までのおさらいをして、参加者のマインドを揃える。もちろんおさらいも何分もかけるのではなく、30秒ほどの時間でまとめる。こうすることで、参加者が意識を集中するための間をとって、議論にスムーズに入れるのだ。

この「5秒で状況判断」もトヨタの人間観察法だ。これは単に見た目で判断するのではなく、相手が身につけているものや表情、しぐさ、視線、声量、雰囲気、名刺の出し方などから、相手の人物像を自分なりに分析する。自分なりに相手の人物像や心理状態を見抜こうとする姿勢、クセをつけることで、交渉事でどのような対応をすればいいかも、わかるようになってくるということだ。

30分で効率的な会議を終わらせるには、コミュニケーション能力が必須となる。本書では、「時短に役立つ仕事術」「確実に相手を射抜く・仕留めるコミュニケーション術」「本質思考」「教育力」「良質な人間関係の構築能力」の5つのトヨタ流のコミュニケーション術を紹介。これらのスキルを身につけることで、30分会議をはじめ、さまざまなビジネスシーンで活かすことができるはずだ。

(T・N/新刊JP編集部)

「日本を代表する企業の会議「30分・30秒・5秒」の使い方とは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る