『次にくるマンガ大賞』トップ3をガチ予想! ジャンプ作品の二連覇を阻むのは…

まいじつ

『次にくるマンガ大賞』トップ3をガチ予想! ジャンプ作品の二連覇を阻むのは…

今後ブレークしそうな漫画を占う『次にくるマンガ大賞2021』のノミネート作品が、6月18日に明らかとなった。同アワードでは一般ユーザーの投票によって大賞が決定され、その結果が8月下旬に発表される予定だ。今年もさまざまな話題作が名前を連ねているため、激戦が繰り広げられることは確実。そこで本稿では、漫画業界の動向を踏まえてランキングのトップ3を本気で予想していきたい。

「コミックス部門」のトップ3はどうなる?

まずは紙雑誌の連載作品を対象とした「コミックス部門」の予想から。ノミネート作品の一覧を見て、最初に気づくのは『週刊少年ジャンプ』勢の強さだ。『アオのハコ』『ウィッチウォッチ』『SAKAMOTO DAYS』『逃げ上手の若君』『僕とロボコ』…その数はなんと5作品。去年も『アンデッドアンラック』が大賞に輝き、一昨年も『チェンソーマン』が2位にランクインしていたため、「ジャンプ」新連載はもはや上位の常連と言える。

とくに今年健闘しそうなのは、『暗殺教室』や『魔人探偵脳噛ネウロ』の作者・松井優征による新連載『逃げ上手の若君』。同作は鎌倉幕府を打倒され、すべてを失った北条時行を主人公とした歴史ロマンだ。幅広い層からの支持を期待できるため、トップ3入りする可能性はかなり高い。ただ、多数の作品がノミネートしたことでジャンプ読者の票がバラけてしまう可能性はあるかもしれない…。

その一方、よりコアな漫画好きに支持されそうなのが『週刊少年サンデー』で連載中の『葬送のフリーレン』だ。「勇者一行が魔王を倒した後の世界」を描いたユニークな物語で、『マンガ大賞2021』を受賞するなどすでに方々で高く評価されている。

また、『週刊ヤングジャンプ』の『少年のアビス』も漫画好きの間で話題を呼んでいる作品だ。閉鎖的な田舎町で繰り広げられる歪なボーイ・ミーツ・ガールで、毎週のように新たなネットミームを生み出している。とはいえややマニアックな人気なので、一般的な知名度を考えると判断は難しいところ。同誌では赤坂アカ×横槍メンゴの豪華タッグによる『【推しの子】』の方が有力かもしれない。

ただし、今年はとても強力なダークホースが存在する。大人気コンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』のコミック版である『ウマ娘 シンデレラグレイ』がノミネートしているのだ。つい先日、アニメ「ウマ娘」第二期のBDが『新世紀エヴァンゲリオン』を超え、歴代トップの売上を叩き出したばかり。マンガでも伝説を築き上げる可能性はあるだろう。

ということで、トップ3の予想は以下のようになる。

■「コミックス部門」トップ3(予想)
1位:『ウマ娘 シンデレラグレイ』
2位:『逃げ上手の若君』
3位:『葬送のフリーレン』

激戦必至の「Webマンガ部門」をガチ予想

続いて、「Webマンガ部門」のトップ3を予想していく。紙媒体で「ジャンプ」が強かったように、Web媒体では『ジャンプ+』の存在感がかなり強烈だ。とくに最有力候補と言えるのが、松本直也の『怪獣8号』だろう。

同作は、怪獣の存在する日本社会を舞台としたヒーロー漫画。しかし主人公は少年ではなく32歳の男性で、人生の再チャレンジを描いているのが魅力だ。往年のジャンプ読者を惹きつける設定がウケたのか、今年4月には「ジャンプ+」史上最速で1億PVを突破するという記録を作り出している。

また、『家庭教師ヒットマンREBORN!』の天野明による約8年ぶりの新連載『鴨乃橋ロンの禁断推理』も外せない。同作は探偵と刑事によるスタイリッシュなバディものであり、とくに女性ファンから圧倒的な支持を集めることが予想される。

しかし「ジャンプ+」で今もっともアツいのは、今年4月に彗星のごとく飛び出した新連載『ダンダダン』かもしれない。著者の龍幸伸は、『チェンソーマン』の藤本タツキと『地獄楽』の賀来ゆうじのもとでメインアシスタントを務めていた人物。幽霊を信じる女子高生とオカルトマニアの男子による青春物語であり、近年の大ヒット漫画に共通する〝ハイスピードな物語展開〟を具現化したような作風だ。10話にして累計1200万PVを突破するというすさまじい勢いなので、相当の票を集めることだろう。

もちろん「ジャンプ+」以外にも、優れた作品の数々がノミネートしている。現代を生きる忍者と極道の争いを描いた近藤信輔の『忍者と極道』は、SNSで大きな話題をかっさらった〝バズ漫画〟だ。しかしグロテスクな描写がかなり多いので、玄人向けの作風だと言える。

同じく判断が難しいのが、『ねじまきカギュー』の中山敦支が手掛ける『スーサイドガール』。同作は魔法少女ものでありながら、〝スーサイド〟をめぐる狂気と暴力に満ちた世界観が展開されている。波長が合う人はドハマりするだろうが、万人向けではないため投票システムではやはり不利か。

他にも『ドキュンサーガ』や『ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~』など、多数の注目作があるものの、あえて予想するなら以下の結果となる。

■「Webマンガ部門」トップ3(予想)
1位:『ダンダダン』
2位:『怪獣8号』
3位:『鴨乃橋ロンの禁断推理』

そもそも『次にくるマンガ大賞2021』にノミネートされた時点で、ファンの熱気があることは間違いない。トップ3に入るのはその内ごく一部だが、もし推し作品が選ばれなくてもあまり気を落とさないようにしよう。

文=猿田虫彦

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