農家の人を「百姓(ひゃくしょう)」と呼ぶのはなぜ?命を養う庶民の誇りと皇室との絆 (2/3ページ)

Japaaan

百姓の事を能(よ)く承(うけたまは)れ、士農工商天下の遊民源平藤橘(げんぺいとうきつ)の四姓を離れず、天下の諸民皆百姓なり、其(その)命を養ふ故に農民ばかりを百姓と云ふなり、汝等も百姓に養(やしなは)るなり。此道理を知らずして百姓杯と罵(ののし)るは不届者なり」

【意訳】百姓たちは、カラカラと笑って反論した。
「お前たちは我らを『百姓ごとき』などとバカにしておるが、それは百姓についてあまりにも無知と言わざるを得ない。
いいかよく聞け。武士も農民も商人も職人も、天下の民はみな朝廷=天皇陛下より源(みなもと)、平(たいら)、藤原(ふじわら)、橘(たちばな)などさまざまな姓(せい)を賜った末裔なのだから、本来はみんな百姓(ひゃくせい)なのだ。
その百姓みんなの命を養っているからこそ、我ら農民だけが『百姓』と呼ばれているのだ。偉そうにふんぞり返っているお前たちだって、我ら百姓が育てた作物に養われているではないか。
そんな道理も知らずに我ら百姓をバカにするのは、実に愚かであるばかりか、畏れ多くも我らに姓をお授け下さった朝廷に対して不敬千万である!」と。

天皇陛下より賜った姓の中でも、特に栄えた源平藤橘の四姓。

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