巨大なスープの鍋に誤って転落したシェフが死亡

いつどこで何が起きるかわからない。そして死に方は選ぶことができない。日常に追われていると忘れてしまいがちだが、事故関連のニュースで改めて思い知らされる。
イラクの都市、ザーホーで結婚披露宴の料理の準備をしていたシェフが、転んだ拍子にチキンスープの大鍋に落ちて重度の火傷を負い亡くなったそうだ。
・シェフが大鍋に落ちて亡くなる
6月15日、25歳のイッサ・イスマイルさんは、イラクのザーホーにあるヘズルホール結婚式場でスープの準備をしていた。ところが足を滑らせ、グツグツに煮え立ったスープの大鍋の中に落ちてしまったという。
イスマイルさんは重傷の火傷を負いドフーク病院に運ばれたが、5日後に息を引き取ったという。
イスマイルさんは8年間シェフとして働いており、冠婚葬祭など様々な式典の料理を作っていたという。事故当時、大鍋は床に置いてあったそうだ。

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シェフの死に関するニュースが報じられて以来、SNSでは、雇用主に対し、厨房の安全対策に関する批判が多く寄せられた。
前例のないアクシデントは、犠牲者が出て初めてその安全性に目が向けられる。今まで大丈夫だったことが、今後も大丈夫とは限らないのだ。
とは言え毎日びくびくしながら生きているのは得策ではなし、想像しうるリスクを常に想定していても、起きるときは起きる。
死は生と隣り合わせにある。ならばメメント・モリの精神で、今ある人生を懸命に生きていこう。