古代出雲国の歴史を記した風土記『出雲国風土記』の写本画像が無料でオンライン公開 (1/3ページ)
複数の機関が所蔵する古典籍の情報や、その高精細画像を一度に検索できるデータベース「新日本古典籍総合データベース」に、島根県古代文化センターが所蔵する『出雲国風土記』の写本画像のうち3点が公開されました。
奈良時代に編纂された地誌である『風土記』のなかで、全国唯一、ほぼ完本として伝存している『出雲国風土記』は、『出雲国風土記』『出雲風土記抄』『出雲風土記解』写本等の形で、現在150例余りが確認されています。
島根県古代文化センターでは、『出雲国風土記』写本の基礎的な調査研究事業として、これら全国に分散所蔵されている写本を、所蔵者の許可を得て、平成5年(1993)から逐次写真撮影を行い、保管・整理しています。(島根県ホームページより)
そしてこのほど、撮影した『出雲国風土記』写本等の写真を県民や研究者に広く活用してもらう目的で、オンライン上で公開されました。
今回公開した3点は、いずれも江戸時代に書き写された写本で、特に「古代文化センター本」は17世紀半ば頃のもので、現存する中では比較的古い『出雲国風土記』写本の一つ。
『出雲国風土記』古代文化センター本
江戸時代前期(17世紀半ば頃)に書写されたもので(書写者不明)、他の写本との異同を記した約300点もの付箋が貼付されています。現存する中では、比較的古い『出雲国風土記』写本の一つです。