コロチキ・ナダル、裏方スタッフへ暴言連発もなぜか「芸人として最強」の称賛

アサジョ

コロチキ・ナダル、裏方スタッフへ暴言連発もなぜか「芸人として最強」の称賛

 お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダルが7月6日放送の「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)に出演し、番組制作に携わる裏方スタッフへ暴言を吐くひと幕があった。

 この日、番組では「たまにはホメてくれGP」と銘打ち、116名の業界スタッフにアンケートを実施。ゲスト出演した総勢10名のお笑い芸人を仕事面や人間性の観点から褒めまくるというランキング企画を放送した。

 普段からスタッフとは積極的にコミュニケーションを取っているというナダルは、今回の企画において重要な要素となる“スタッフ受け”には自信満々の表情。「ホンマにめっちゃやってる、挨拶とか。『今日、収録長くなっちゃいましたね』とか『疲れてないですか?』とか」と裏方を気遣うことが多いとし、自身の順位予想は「3位か6位」とするも、結果は最下位の10位に。

 これにキレたナダルは「何のための(スタッフへの)声かけやねん!」と激高。見届け人のモデル・藤田ニコルから「自分のほうが立場が上だと思ってる」と指摘されると、「それは演者のほうが上! スタッフより演者のほうが上!」「聞いたことある! みんな言うてる!」と暴走し、共演者から「最低!」と突っ込まれていた。

 しかし、普段の「格付け企画」ではなく「ホメまくり企画」というだけあって、アンケートには業界人からの「収録中は口も悪いし、そんな大したことないのに、いざオンエアされるとキーポイントになることを言っている。結果的にナダルさんが出ている回はナダルさんに助けられていることが多い」との高評価が紹介され、これには「めっちゃ嬉しい」とご満悦だった。

「“他人を傷付けない笑い”が好まれ、優等生キャラの第七世代芸人が大半を占める中、先輩・後輩・スタッフ関係なしに暴言を吐きまくるナダルの存在は貴重です。また、そうしたナダルの悪態をつく芸が最終的には番組の見所になることも多く、人としての評価はさて置き、芸人としての才能は裏方から一定の評価を得ているようです。ネット上でも同放送回のナダルの暴言を面白がる反応が多く、『“スタッフより演者のほうが上!”面白かった。これをちゃんと計算して言ってるならすごく頭がいいと思う』『ナダルがひな壇にいると結局良くも悪くもイジりの中心がナダルになる。お笑い芸人としては最強の才覚だと思います』『どんなに批判されようともスタンスを変えないで突き進むナダルはプロだと思う』などと称賛の声が殺到しています」(テレビ誌ライター)

 イジられてナンボのナダル。最下位という結果は本人にとって最高においしいポジションだったのではないだろうか。

(木村慎吾)

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