引退の西武・松坂、デビュー戦から異例の事件勃発の大物ぶり!「またやったらぶっ殺す」敵打者を大激怒させた衝撃の一球 (2/2ページ)
アクシデントが起こったのは、「5-0」と西武5点リードの5回裏2死の場面。松坂は打席に日本ハム助っ人・フランクリンを迎えていたが、カウント「1-2」から投じたストレートがフランクリンの顔面に向かってしまう。背後に倒れ込みながら何とか直撃は回避したフランクリンはすぐに起き上がると、松坂をにらみつけマウンドに詰め寄ろうとした。
ところが、松坂が謝るどころか逆ににらみ返してきたため、フランクリンは右手に持っていたバットを振り上げながら激高。この直後にベンチを飛び出した両チームの選手がフランクリンの元になだれこみ、押し合いへし合いの乱闘騒ぎに発展した。
乱闘は1分ほどで沈静化したが、この間マウンドから騒ぎを見つめていた松坂は、声をかけてきた同僚に笑顔を浮かべるなど余裕の表情。さらに、カウント「2-2」からの試合再開後も内角にスライダー、ストレートを続ける(どちらもボールで四球)など強気の配球を貫いた。
松坂はその後8回まで投げ、「8回2失点・被安打5・9奪三振」でプロ初白星をマーク。試合後のお立ち台でフランクリンをにらみ返したことについて聞かれると「そんなに怒る(ような)球じゃないと思ってたので、僕も(にらまれて)ちょっと頭にきてたんで(にらみ返した)」と説明した。
ただ、当時の報道によると松坂はその後、フランクリンが「体に当てられるなら気にしないが、150キロのボールが頭に当たったら今シーズンを棒に振ることになる」、「彼もわざとやったわけではないだろうから次はもうないだろう。ただ、もしまたやったらぶっ殺す」と試合後も激怒していたことを知ったとのこと。そのため、「後でテレビを見たら結構危ないところに行っていた。すみませんでした」と謝罪したという。
同戦の1勝を皮切りに、現在までに170個もの白星を積み上げた松坂。1999年開幕前の春季キャンプで「もしバッターが向かってきても逃げたくはない」と語るなどデビュー前から強気な性格は評判だったが、物おじしない強心臓ぶりもまた長きにわたって活躍できた一因だったのかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
埼玉西武ライオンズの公式サイトより
https://www.seibulions.jp/
妻夫木聡の公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/satoshi_tsumabuki_official/