「国政復帰なら大歓迎」”二階発言”で再燃、小池氏「女性初首相」への寝技 (2/2ページ)

Asagei Biz

演説はしませんでしたが、その効果は絶大だったというわけです」

 そこは小池氏ならではの勘なのか、はたまた計算があったかどうかはわからないが、結果、有権者からの同情票が集まり、自公を大敗北に追い込んだわけだが、そんな『小池人気』を利用し、将来の党総裁選などのカードとして温めている、とされるのが自民党の二階幹事長だ。

「二階氏は出演した番組で、小池氏の都知事転身を振り返り、『人に頼ることなく手を挙げて知事を目指し、多くの人が拍手を送った。彼女の優れた政治経験で十分計算した結果。見事だ』と絶賛。終盤で都民ファ候補を激励したことに関しても『全体を見通して計画的にやっている。(自民党の)負けは負けだ』と語っています。二階氏は小池氏と頻繁に会談しており、良好な間柄であることは事実ですが、ここまであからさまに褒める裏には何らかの思惑があるはず。永田町関係者の間ではそれが、小池氏を抱き込んで長期政権をもくろむ二階氏の戦略なのでは、と言われています」(前出・記者)

 現在、小池氏は国政復帰の可能性について「そういう意思を1度も言ったことがない」と全面否定しているが、その言葉を額面通りに受け取っている政界関係者は一人もいない、というのは前出の政治部記者だ。

「現実に女性初の首相就任の目があれば、小池氏が国政へ転じる可能性は十分ありうるでしょう。その場合、新党を立ち上げるという可能性もありますが、一番てっとり早いのが自民党に戻り、主流派である安倍・麻生の対抗馬として、それ以外の勢力と手を組むという方法。安倍・麻生両氏は当然、次の政権で二階氏外しに動くはずですが、政局にたけた二階氏も黙っているはずがない。そうなれば、昵懇の仲である小池氏を担いで、国政復帰の道筋をつけ、自らの派閥に引っ張り込む可能性も考えられます。魑魅魍魎の政治の世界。間違いなくまだまだ、一波乱二波乱はあるでしょうね」

 なんとしても二階氏を外したい安倍・麻生、そして甘利明氏の「3A」グループに対し、二階氏の奥の手が小池氏合流なのか。さて、この戦いに小池氏が絡む可能性は……。

(灯倫太郎)

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