7月10日に放送された、フジテレビ系の単発コント番組『ただ今、コント中。』の第3弾。この放送をめぐり、お笑いファンの間である論争が起きている。

同番組のメインキャストは、『サンドウィッチマン』『バイきんぐ』『かまいたち』と売れっ子・実力派芸人たち。また、この日は『GENERATIONS from EXILE TRIBE』や『SixTONES』らがゲストで登場するなど、幅広い視聴者が楽しめる構成となった。この番組と比較されてしまったのが、こちらも同局系のコント番組『新しいカギ』（同系）だ。

今年春から始まった『新しいカギ』は、『チョコレートプラネット』『霜降り明星』『ハナコ』を軸としたコント番組。金曜8時という曜日・時間帯や『めちゃ×2イケてるッ！』『ピカルの定理』の系譜を継ぐ総合バラエティー路線により、「フジテレビが本気で推している」「次世代のフジ看板番組」など、業界内外から期待の眼差しを浴びていることで知られている。

特番とレギュラーという違いはあれど、本格コント番組が同時期に放送されたことで、両番組はお笑いファンの比較の的に。しかしその意見は

《ただ今、コント中は新しいカギの10倍はおもろいな》
《同じコント番組といってもずいぶんとクオリティーが違うなあ キャスト陣の実力にそこまでの差があるとも思えんけど》
《メンバー豪華な割にめちゃくちゃおもんないな 新しいカギの方が数倍面白いぞ》
《「新しいカギ」よりこっちをレギュラー化したらよかったのに…》
《フジテレビは「新しいカギ」より「ただ今、コント中」をレギュラーにあげるべきだったのでは？》
《新しいカギはめっちゃおもろいけど、ただ今コント中はおもんないな》

などと割れており、論争が白熱している。

「『新しいカギ』は視聴率の苦戦が伝えられていますが、フジが最初から大型番組として打ち出した以上、早々に打ち切ることはないでしょう。対する『ただ今、コント中。』も、第3弾までやった上、公式みずから『令和の王道コント番組』を名乗っていることから、レギュラー化は既定路線でしょう。おそらく、フジは『ピカルの定理』と『はねるのトびら』のように、2大コント番組として相乗効果で人気を博すことを狙うのでは」（制作会社関係者）

フジテレビ系のコント番組といえば、『オレたちひょうきん族』から脈々と続く〝看板〟。それにしても、未だに1980年代的発想と栄光から抜け出せないというのはいかがなものだろうか…。