サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ワールドウインズが混戦に断!」 (2/2ページ)
前走の巴賞(5着)は、1番人気を裏切る格好となったが、ひと息入ったあとで体重が12キロ増。これでは追い出してから伸びを欠いたのもやむをえまい。
しかしこれは、本番を意識しての結果ではなかろうか。巴賞から中1週で行われるのは例年どおり。ローテーションが厳しければ、無理をしないのは当然。余裕残しの状態で本番を見据えるのが筋である。
手綱を取った武豊騎手がレース後に「おとなしすぎた。追ってからの反応が鈍かった」と、語ったことも納得できる。
一度使われたことで馬体が締まり、この中間は活気が出てきている。ならば巻き返しを期待していいのではないか。
ハンデは恐らく54キロ、重くても55キロ止まりだろう。そうであればやれていい。ちなみにハンデで見ると、56キロ組が勝ち馬の大半を占めており、過去19年、53キロ以下で勝った馬はいない(2着は5回)。
母エイジアンウインズはヴィクトリアMの勝ち馬で、母系は超一流の牝系。血統的に見てもチャンスは十分ある。混戦に断を下すのは、この馬だ!