宮崎謙介〈政界“魑魅魍魎”ウォッチ〉「井筒監督もいいけど議員を利用しよう」 (2/2ページ)
敷居が高くて、遠い存在のように感じている政治家でも、恐れることなくアプローチをすれば、何かしらの助けにはなってくれるものです。
って、キレイごとを言うな、と思うでしょう。どうせ国会議員なんて自分のことしか考えてないんだから。選挙のことばかりで、国民のためになんてポーズの一環だ、と。それも真理です。でも選ぶのは有権者だし、利用できるものなら、むしろ利用した方がいい。文句ばかり口にしても、政治はいい方向に進みません。そりゃ、ダメな政治家の悪口を忌憚なく述べる井筒監督には「よくぞ僕らの不満を代弁してくれた!」と、スカッとして溜飲が下がりますが、井筒監督が政治を変えてくれることはありません(たぶん)。井筒監督に政治で改善してほしい点をメールしても返ってこないかもしれませんが、議員の活用を試してみる価値はあります。それには不満ではなく陳情を、ウェブサイトから送ってみることです。
まずは自分の選挙区の議員が誰なのかを把握することからおススメします。そんなことを著書に記していますので、興味がございましたら、ぜひ一読してみてください。
宮崎謙介(みやざき・けんすけ):1981年生まれ、東京都出身。早稲田大学を卒業後、日本生命などを経て12年に国会議員に。16年に辞職し、経営コンサルタント。6月30日に著書「国会議員を経験して学んだ実生活に即活かせる政治利用の件。」(徳間書店)を上梓。