爆笑問題・太田光が小山田圭吾の“イジメ告白”問題を糾弾しないワケ (2/2ページ)

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 また、当時のサブカルチャーにそうした寛容さがあったとの主張にも『サブカルにそんな局面ないだろう』との指摘をはじめ、『太田の考えは完全におかしい』『小山田の行為はイジメではなく拷問、暴行以外の何物でもない』『太田さんはコメンテーター辞めたほうがいいと思います。まるっきり的外れであきれた』などの苦言が殺到しました。太田は、不貞や法律違反薬物の使用など、不祥事を起こしたタレントに対して基本的に擁護するスタンスを取りますが、今回のケースではそうした姿勢が視聴者からは反感を買う結果になっています」(テレビ誌ライター)

 また、“バラエティ番組におけるイジり”と“学校のイジメ”についても、太田は2012年11月放送の「探検バクモン」(NHK)で、「僕自身、田中(裕二)とコンビやってると、『こいつ、片玉ですから』『チビですから』ってやるわけですよ。そうやると、ワッとウケるんですよ」としつつ、「でも、別の角度からすると、イジメですよ」「こいつが突然自死したら、これはもうお手上げなんです、僕らは。それをやってもおかしくないことを言いますから。で、多分そういうことは学校でも起きてるんじゃないか」と語っている。

 つまり、太田にとって、イジメの加害者である小山田を声高に非難することは、自らの芸風を否定することにもつながりかねないため、こうした見解にならざるを得ないとも言えるだろう。

 日本だけでなく、海外メディアからも批判を集めている小山田のイジメ発言だが、太田はこれまで築き上げてきた自らの芸人としてのスタイルも含めて、複雑な心境を抱いているのかもしれない。

(木村慎吾)

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