藤本タツキ“新作読切”1日で300万PV! 同業者が嫉妬する衝撃作が伝えたメッセージ (3/3ページ)

まいじつ

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— すぐやる末次由紀ちはやふる47巻8/12発売! (@yuyu2000_0908) July 18, 2021

またこのテーマと向き合うにあたって、作者はいくつかの先行作品を参照している。とくに重要だと思われるのが、イギリス・マンチェスター出身のロックバンド・Oasisの代表曲『Don’t Look Back in Anger』だ。

マンチェスターでは2017年5月22日に自爆テロ事件が発生し、数多くの命が奪われた。数日後、追悼のために集まった人々が「Don’t Look Back in Anger」を合唱したことから、この曲はテロに対抗するカルチャーとして世界中に広まっている。

その一方、「ルックバック」の背景をよく見ると、「Don’t Look Back in Anger」を示唆するメッセージが隠された部分が。和訳すれば「怒りとともに過去を振り返るな」という意味になるが、同作のストーリーを踏まえるとそのメッセージはさらに深く響きわたるはずだ。

他にもクエンティン・タランティーノの映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のオマージュなどもあり、ジャンルを超えた引用の織物として作品が作られている。同作は日本と同時にアメリカでも翻訳版が公開され、大きな話題を呼んでいるというが、そうして普遍性を獲得すること自体がカルチャーの力と信じざるを得ない。

なぜフィクションが世界に必要なのか。ぜひ同作を読んで、その問いと向き合ってみてほしい。

文=野木
写真=まいじつエンタ

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