小池百合子VS丸川珠代の“犬猿バトル”「五輪赤字をなすりつけ」 (2/3ページ)
ほとんどの会場で無観客開催となり、見込んでいた約900億円のチケット収入がほぼ消滅。組織委の収支は大赤字となる公算が高まった。財政負担が現実的になったことで、早くも国と都が貧乏くじを押しつけ合う事態に発展している。
8日夜に都幹部が小池氏に代わって、「関係者で十分協議したい」と答えると、翌日に政府高官が協議に応じない意向を示し、都の主張を突っぱねてテーブルの席に着くことさえ拒否している。
小池氏と丸川氏の主張はどちらに分があるのか。政治評論家の朝倉秀雄氏はこう説明する。
「五輪招致時の立候補ファイルでは、組織委が赤字に陥った場合は都が負担し、補塡しきれない時は国が支援するとなっています。そのため、赤字補塡の責任は都にある。それを小池氏もわかっていながら、都の公金を使いたくないので、できれば国に持たせたいという腹なのでしょう」
今のところ、それ以上はこの件に関してお互い口を開いていないが、7月11日放送の「日曜討論」(NHK)に東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(78)が出演。その際、五輪の無観客開催は小池氏の決断であることを強調し、丸川氏を援護射撃する形になった。