今泉佑唯、渡辺みり愛、伊藤理々杏の個人PVに描かれた「人間ならざるもの」との邂逅【乃木坂46「個人PVという実験場」第20回3/5 (3/3ページ)

日刊大衆

 このように、タナカシンゴは渡辺みり愛主演「わたしのみかた」と伊藤理々杏主演「moon,」とで、異なるテイストの寓話を描きながらも、相互に共通するモチーフを投影していたのだ。

今泉佑唯の「落ちてきた天使」

 ちなみにタナカは欅坂46のデビュー初年度、シングル『二人セゾン』収録の今泉佑唯の個人PVでも監督を務めている。

https://www.youtube.com/watch?v=tWdYR7XUv3g
(※今泉佑唯個人PV「落ちてきた天使」予告編)

 一見すると渡辺や伊藤の個人PVとはテンションが異なる、コメディ色の強いショートムービーである。しかし、全体の骨格を捉えるとき、ここでもやはり、上空から人間ならざるものが降りてきて人間と邂逅するイメージが再浮上している。

 その意味では、これら3つのドラマは、2010年代後半に坂道シリーズが整備した映像コンテンツの土壌の中で、タナカシンゴという作家が生み出した連作として捉えることもできるだろう。そしてまた、貫くモチーフの骨格が類似しているからこそ、そのつど作品の筆致を大きく変えながらドラマを描こうとするタナカの試行も鮮明にうかがえる。

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