初戦間近の侍ジャパンにまたしても問題発生? 稲葉監督の意味深コメントで露呈した選手選考のマズさとは (2/2ページ)

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つまり、4人目の先発投手は、登板のない“捨て石役”か、3試合目まで試合状況を見ながら、リリーフ登板の準備もしなければならない“便利屋”扱いとなるわけだ。

 「そのつらい役回りとなる4人目なんですが、どうも、大野が買って出たとの情報も交錯しています。昨季、沢村賞にも選ばれ、日本を代表する好左腕ですが、今季は調子がイマイチ。侍ジャパンは左の救援投手が岩崎優(阪神)しかいません。そういう状況を察して」(球界関係者)

 もっとも、左の先発投手も大野しかいないのだが…。

 巨人の左腕リリーバー・中川皓太投手と右投げの菅野智之投手が代表辞退した時、稲葉監督は左投手を入れなかった。大野が便利屋を買って出たとされるのは、稲葉監督がソフトバンク・千賀滉大、日本ハム・伊藤を追加招集した後、いや、侍ジャパンの強化合宿が始まった7月19日以降だという。

 大野の男気はさすがだが、オリックス・宮城大弥、楽天・松井裕樹など、ほかも左投手がいたはず。本番直前だが、選手選考への疑問が再燃しつつある。(スポーツライター・飯山満)

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