治外法権すぎる「選手村ルポ」(2)入り口ゲートは厳重でも出るのはユルユル!? (2/2ページ)
「入り口は2カ所あって、車やタクシー用とバスなどの大型車用です。2カ所とも、中に入るには、検問を通らなければなりません」
検問には自衛隊員が配置されているという。
44ヘクタールの広大な敷地は周りが全て白いフェンスで囲まれている。しばらく歩けばフェンス越しに選手村を撮影する見物客の姿がチラホラ。さらに歩を進めると、
「この先行き止まりです。通り抜けはできないので注意してください」
と、ボランティアスタッフに声をかけられた。
外部との接触を断ち「孤島」と化した選手村で、なぜ連日のように新規感染者が報道されるのだろうか。
「普段はイベントスタッフをやっていて、東海地方から出張で来ています。働く条件が2回のワクチン接種と犯罪歴がないことで、それをクリアした人だけが働けます。しかし、選手村の食堂にいるボランティアはワクチンを1回しか接種していないそうで、ズサンな管理体制を痛感しました」(選手村で働くスタッフ)
五輪戦士の休息の場がコロナ陽性者で溢れないことを祈る。
*「週刊アサヒ芸能」8月5日号より
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