8月3日放送の『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』（日本テレビ系）に、コロナ禍とは思えない〝ノーガード戦法〟の飲食店が登場。これに視聴者からは、このご時世ならではの厳しい声が続出している。

今回問題になっているのは、番組で取り上げられたユニークな飲食店のコロナ対策の甘さ。この日の番組に登場した茨城県日立市の中華料理店では、ノーマスクで客にハグをする様子や、マスクなしで調理する様子が放送された。

同店は「オモウマい店」の取材を受けたことで、人気が爆発。夫婦で営む小さい昔ながらの中華料理店ながら、週末には県外から訪れる客も多いという。

ノーマスクの店員や県外から訪れる客で密状態になっている店内に対して、ネット上では、

《コロナ前のやつか…？って疑う程度には密だった。東京とこの辺の感覚が違うんだな…》
《オモウマい店に出てくる店の店主はマスクしてない人多いね》
《コロナ対策が全然って感じで私なら嫌》
《オモウマい店好きだけど、今はマスクしてない人が気になって仕方ない》
《このご時世なのに「オモウマい店」に出てくる店の店員はマスクをしていない人がほとんど。なぜなのか》
《マスクしろよ。こんなんだから感染者増えんだよ。そして日テレも感染対策皆無の店取り上げんじゃねぇ》

などと厳しい声が相次いでいる。確かに密状態になった店内には1歳に満たないであろう赤ん坊を連れた客もおり、いつクラスターが発生してもおかしくないという状況だった。

「新型コロナウイルス感染拡大のリスクが大きいということで、厚生労働省は飲食店に感染対策を実施するよう指示。飲食店の利用客が『食事中以外はマスクを着用』することや『大声を出さない』ことなどを守るように働きかけてきました。店員がコロナ対策を全て無視しているところを放送すれば、感染対策を徹底している人から苦言が殺到するという事態は予測できたと思うのですが…。このご時世に同店を取り上げたのは完全に双方にとってイメージダウンだったと言えるでしょう。もちろん、コロナ禍の飲食店を応援したい気持ちは理解できますが…」（グルメライター）

新型コロナウイルス感染拡大により、都内で医療崩壊が起こりつつある昨今。国民はメディアが考えるよりも、ずっと感染対策を重要視しているのだろう。