8月4日放送の『バイキングMORE』（フジテレビ系）にて、MCの坂上忍が〝差別用語〟を連発。嫌悪感を示す視聴者が続出している。

坂上の発言が指摘されたのは、アメリカ・ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事のセクハラ問題を取り上げていた場面でのこと。番組ではクオモ知事が複数女性へセクハラを行ったとして、連邦法と州法に違反したことがVTRを交えて伝えられた。

一連の流れが説明された後、坂上は「日本だったらここまでやったら分かりやすいけど、向こうの人たちのスキンシップって基本密じゃない？ それでも認定されたってことはやっぱやべえ人なんじゃない？」と見解を語っていく。ただアメリカと日本のスキンシップの〝許されるレベル〟が違うとして、『おぎやはぎ』の矢作兼に話を振った。

坂上は「だって矢作くん英語とか喋れるんだから、外人の人とかよく知ってるんじゃないの？」と質問するのだが、ここで差別用語となる〝外人〟という言葉を使用。矢作は言葉に詰まりながら「いや、でも外国の人と全然感覚が違う。俺なんかハグだって恥ずかしい」と、違う言葉を使ったが、坂上は気づかず。その後も「外人さんと付き合ったことないの？」と質問を繰り出していた。

坂上の発言に、ネット上では、

《ねえ坂上さん、外人ってダメなんだよ？》
《外国人のことを外人って言うのはワイドショーMCとしてどうなんだろう》
《坂上忍って一応情報番組やってるのに外国人のこと外人って言うねんな》
《外国人のことを外人って呼んでるけどニュースの司会するならちゃんとした言葉使えよ。差別用語って言われてるの知らないの？　悪意がなくても間違った日本語は使うな！》
《外国の方をクズの坂上忍が「ガイジン」と言ってましたが、差別発言ですよ？》

などと坂上へのバッシングが相次いでいた。

「坂上の〝ガイジン〟発言は、今回が初めてではありません。7月1日放送の『バイキング』でも、今回同様、外国人を〝ガイジン〟と表現し、批判されていました。そのため、一部の視聴者から《全然学習しねえじゃん、差別用語だっての！》《また外人って言っちゃってる…》と呆れられているようです。『ガイジン』という表現には、外国人以外に『敵視すべき人、仲間以外の人』といった否定的な意味があり、使用の是非は昔から論じられています。グレーな部分ではありますが、なるべく使わないほうがいいですし、ましてやメディアでは使わないほうがいいでしょう」（芸能ライター）

今回の番組の最後には、「おぎやはぎ」の小木博明が夏休み明けの坂上に、「もっと長く夏休み取ってくれればいいのに」「もういらない！ 坂上さん」と発言する場面も。坂上には正しい言葉遣いで名誉を挽回してほしいものだ。