松井秀喜「WBCで日本球界復帰」の裏交渉(1)サプライズ演出に大物が暗躍 (3/3ページ)
『長嶋さんには、どうしてもサポート役が必要』と言われて、松井が引き受けないわけがなかった。JOCもさることながら、松井が距離を保ってきた読売グループ内では『これで巨人復帰の目が出てきた』と、気の早い意見すら飛び出しています」
松井氏は現在、妻子とともにニューヨークで生活。将来的にはヤンキースのコーチや監督就任も視野に、アメリカに骨を埋める覚悟だけに、日本球界復帰の意志はないとみられている。しかも巨人とは「つかず離れず」で、恒例の春季キャンプで臨時コーチを依頼される以外は没交渉の状態が続いていた。そこに旧知の球団スタッフA氏が参入。両者の仲を取り持ったというのだ。
「巨人の山口寿一オーナーのブレーンを務めるA氏は、巨人からヤンキースに移籍する松井の要望で、専属の球団広報をしていた間柄。しかも、新聞記者時代に長嶋番をしていたことから、ミスターとのパイプも独自に持っていた。そこで、ミスターの聖火リレーにかける情熱をチラつかせて、松井を説得した。A氏は2人の聖火リレーを実務レベルで把握するために、野球・ソフトボールの五輪スタッフに就任して抜かりなしの体制でした」(球界関係者)
いわば、今回の聖火ランナーは「松井氏と読売グループの蜜月ぶり」を誇示する大舞台となったのだ。
【写真ギャラリー】大きなサイズで見る