張本勲、女子ボクシング・入江聖奈への暴言連発で猛批判
野球評論家の張本勲氏が8月8日放送の「サンデーモーニング」（TBS系）に生出演。金メダルを獲得した東京五輪ボクシング女子フェザー級・入江聖奈選手について言及し、大きな波紋を呼んでいる。
この日、番組では侍ジャパンによる悲願の金メダル獲得や陸上400メートルリレーの結果などを伝える中、リモート出演した張本氏は女子ボクシングで初となる金メダリストとなった入江選手について「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね」とコメント。続けて、「見ててどうするのかな。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」と語り、「それにしても金（メダル）だから、あっぱれをあげてください」と司会の関口宏には“あっぱれ”をあげるよう求めていた。
「日本中が入江選手の快挙を喜び、その健闘を称える中、女子ボクシングという競技に対する冒涜ともいうべき発言でした。しまいには『こんな競技好きな人がいるんだ』とも放言し、ネットからは『すごい見下した表現だな。スポーツ選手に対して謝罪したほうがいい』『もうこの人はコメンテーターに向かないから出さないでほしい』『これはさすがに許される範囲を超えてないか？ 競技者に対してのリスペクトがあまりにも欠けてる』『これは言ったらダメですね』との批判が殺到。また、同競技を“嫁入り前の女性が殴り合って”と述べた点にも『ボクシングはスポーツだし、殴り合うとかケンカみたいな表現はどうかと思う。選手に対して失礼』『メダルかじった市長と同じような感覚をお持ちのようだ』と指摘するコメントも寄せられました」（テレビ誌ライター）
かねて張本氏の過激な物言いは同番組における見どころの一つでもあったが、さすがに今回の発言はアスリートへの敬意に欠けるとして、多方面から「喝！」を入れられてしまう格好となった。
（木村慎吾）
