意志では無理「やめたくてもやめられない悪い習慣」をやめるには? (2/2ページ)

新刊JP


タバコはやめると決意したものの、仕事の区切りで一服する習慣が定着していたため、仕事の合間に吸いたくなってしまう。これらはまさしく条件反射のたまものである。

そしてこちらは第一信号系の問題だ。飲酒の例でいえば、「夜がきた」「電車から降りた」「ネオンサインを見た」という「刺激」に対して第一信号系から「飲みに行く」という行動を司る神経活動が「反応」として出力される。長い時間のなかで「刺激」と「反応」の連続が定着し、「夜になると飲みに行く」という行動が固定していくのだ。

「夜がきた」→「飲みに行った」
この回数が多いほど、意志の力(第二信号系)で「今日はやめておこう」と制御しようとしても、条件反射の力(第一信号系)に打ち勝てなくなっていくという。

ならば、この固定化された行動の鎖を断ち切るためには条件反射がおこるための「条件付け」を解除するしかない。

本書では長年の悪習慣の前にはあまりにも脆弱な「意志の力」に頼らずに、やめたいと思っている習慣を断ち切る方法を解説している。自分のことを好きでいるために、やめたいことはやめられる自分でありたいもの。

どんな人にでも一つや二つある悪習だが、今の生活や未来に悪影響をおよぼすようなら、本書を通してサヨナラしてみてはいかがだろう。

(新刊JP編集部)

「意志では無理「やめたくてもやめられない悪い習慣」をやめるには?」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る