「打倒、前田」で大島優子ファンが結束 アイドル史に残る「覇権争い」10番勝負(3)

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「打倒、前田」で大島優子ファンが結束 アイドル史に残る「覇権争い」10番勝負(3)
「打倒、前田」で大島優子ファンが結束 アイドル史に残る「覇権争い」10番勝負(3)

 同じ頃、グラビアの世界もまた「グラドル」の新語ができる黄金期を迎えた。かとうれいこ、細川ふみえ、優香、青木裕子に続き、ライバル関係になったのが小池栄子佐藤江梨子だ。アイドル評論家・織田祐二氏が語る。

「日本人離れのボディの迫力は双璧で、当初はサトエリが第1回日テレジェニックや大磯ロングビーチキャンペーンガールの栄冠でリード。小池は無冠でしたが、01年頃から意識が変わって、最終的には小池のほうがグラビア部門では圧勝しました」

 実は2人とも「女優志望で水着嫌い」ではあったが、当時は「イエローキャブ」というグラビア界の総本山に所属。互いの我の強さでバチバチのライバル関係を築きながら、絶対に負けられない戦いに明け暮れていたのだ。

 さて、21世紀のアイドルシーンを牽引したのは「AKB48」にほかならない。特に、09年に始まった「AKB48選抜総選挙」は、国民的な関心事に発展する。

 初期の人気を二分したのは、1期生の前田敦子と、2期生の大島優子だ。ユリオカ超特Q氏が言う。

前田敦子は秋元康さんが決めた最初のセンター。本人の中には、性格的に『なぜ私が真ん中に……』というとまどいが見えたけど、その適性は、身長のバランスなどから彼女しかいないという感じでしたね」

 これに対して、子役出身の大島は、サバサバした明るい性格も手伝って前田の対抗馬となる。

「総選挙の1回目と3回目が前田の勝利、2回目と4回目が大島の勝利になったように、絶対的なセンターの前田に対して大島推しのファンの結束力が強かったと思います」(前出・ユリオカ氏)

 そしてグループ内バトルは後輩たちにも受け継がれていった――。

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